電通とアクセルマーク、ジャイロセンサーやタッチスクリーンなどスマートデバイスの特性を生かした広告サービス「BRAND SCREEN」の提供を開始

電通<4324>とアクセルマーク<3624>は、共同でテレビ・パソコンに次ぐ第3のスクリーンであるスマートデバイス上での新たなブランド体験を実現する広告サービス「BRAND SCREEN」(ブランド・スクリーン)の提供を10月23日より開始した。

現在、スマートフォンの普及率は62%、20~30代では80~90%台に達した。タブレットの普及率も20%を超え(総務省「平成26年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」より)、年々伸びている。スマートデバイスによるメディア接触やアプリ利用が増加する中、これらに対応する新しい形態の広告サービスが登場してきている。

一方、特にスマートフォンにおいて、限られた画面の中で高い表現力を持った広告サービスの開発や提供はこれからという状況。また、広告掲載によるスマートフォン・コンテンツの収益強化はメディア企業の大きな課題となっており、ユーザーに嫌悪感を抱かれにくい高い表現力を持ち、高反応が期待できる広告商品へのニーズが高まっている。

こうした状況を踏まえ、両社は、スマートデバイスの特性であるジャイロセンサー(角速度を探知する機能)、タッチスクリーン、加速度センサーなどと連動し、ブランド体験を高める多様かつ斬新な広告クリエーティブをタグ1本で配信できるサービス「BRAND SCREEN」を開発した。スマートフォンの機能を生かして、企業が伝えたいブランドストーリーが込められた広告を、掲載メディアやターゲットに合わせてコンテンツを組み替えて配信することが可能となる。

またユーザーは、メディア画面からシームレスにつながる広告によって、自然な形でブランドコンテンツを楽しむことができる。

電通のクリエーティブ力や最先端のデジタルマーケティング知見と、スマートデバイス向けの広告配信を最適化できるアクセルマーク独自の配信技術を組み合わせることで、世界に類を見ないブランド体験を可能にした。ブランドコンテンツの体験時間や実際のアクション数値を、広告クリエーティブや掲載方法の特色と総合して見ることで、クリックやコンバージョン率など従来の指標だけでは測ることができなかった体験を計測していく。

なお、既に国内有力メディア数十社から「BRAND SCREEN」の掲載の同意を得ているという。さらに、引き続き掲載メディアの開拓を積極的に進めていくとしている。
アクセルマーク株式会社
http://www.axelmark.co.jp/

会社情報

会社名
アクセルマーク株式会社
設立
1994年3月
代表者
代表取締役社長 松川 裕史
決算期
9月
直近業績
売上高21億4400万円、営業損益9800万円の赤字、経常損益1億円の赤字、最終損益1億200万円の赤字(2023年9月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3624
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