【ゲーム株概況(10/29)】協業アプリのリリースが年内から来年3月に後退したDeNAと任天堂が大幅安 enishは続落し、年初来安値を更新
10月29日の東京株式市場では、日経平均株価は小幅ながら続伸し、前日比32.69円高の1万8935.71円で取引を終えた。前日の米市場高や為替の円安推移を好感し、朝方は1万9000円台を回復してスタートしたものの、追加緩和期待が後退したことなどから値を下げ、一時は前日比マイナス圏まで沈んだ。ただ、後場に入ると次第に盛り返した。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、この日はDeNA<2432>と任天堂<7974>が大幅安となったのが、やはり大きく目立った。両社の協業アプリのリリースが当初予定の年内から2016年3月に後ろ倒しとなったことが明らかとなり、前場途中から大きく値を崩す展開となり、DeNAは一時ストップ安まで売り込まれた。
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目立って買われる銘柄のない中で、ミクシィ<2121>やドリコム<3793>、gumi<3903>などが健闘。ガンホー<3765>やKLab<3656>もしっかり。ただ、決算発表を控える銘柄が多く、手控えムードが漂っている。
半面、アクセルマーク<3624>は4日連続のストップ高の反動もあって、この日はさすがに反落。前日上昇したイグニス<3689>もさえない。
なお、前日に新株予約権の権利行使による需給への警戒感から売られたenish<3667>は続落し、年初来安値を更新した。
■関連銘柄
会社情報
- 会社名
- 株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
- 設立
- 1999年3月
- 代表者
- 代表取締役会長 南場 智子/代表取締役社長兼CEO 岡村 信悟
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上収益1367億3300万円、営業損益282億7000万円の赤字、税引前損益281億3000万円の赤字、最終損益286億8200万円の赤字(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2432
会社情報
- 会社名
- 任天堂株式会社
- 設立
- 1947年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 古川 俊太郎/代表取締役 フェロー 宮本 茂
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆6718億6500万円、営業利益5289億4100万円、経常利益6804億9700万円、最終利益4906億0200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7974