11月9日の主なネット・ゲーム関連企業の決算発表は、以下の通り。ゲーム関連では、クルーズ<2138>が第2四半期、KLab<3656>が第3四半期決算を発表する。
クルーズは、『エレメンタルストーリー』の好調に続き、グリー<2138>との共同運営タイトル『NARUTO-ナルト- 忍コレクション 疾風乱舞』もこのところランキング上位にも登場するなど好調に推移しているほか、直近ではスクウェア・エニックスの新作『ファイナルファンタジーグランドマスターズ』(開発はクルーズ担当)がリリースとなるなど、ポジティブな話題が増えてきた。これらは第2四半期業績の時点ではまだ貢献度という点で大きくないかもしれないが、下期以降の業績展望という点で寄与が期待できるのか、注目したい。
一方、KLabは第3四半期に業績のV字型回復を見込んでいたが、果たしてその通りの数字を上げることができたのか注目される。同社業績のけん引役である『ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル』は、バンダイナムコHD<7832>の『アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ』が競合タイトルとして登場した後も会社側の想定通りの推移となっているのか、しっかりと確認したい。
コード | 会社名 | 決算期末 | 種別 |
2138 | クルーズ | 3月 | 2Q |
2461 | ファンコミ | 12月 | 3Q |
3646 | 駅探 | 3月 | 2Q |
3656 | KLab | 12月 | 3Q |
3774 | IIJ | 3月 | 2Q |
会社情報
- 会社名
- KLab株式会社
- 設立
- 2000年8月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 森田 英克/代表取締役副会長 五十嵐 洋介
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高107億1700万円、営業損益11億2700万円の赤字、経常損益7億6100万円の赤字、最終損益17億2800万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3656
会社情報
- 会社名
- クルーズ株式会社
- 設立
- 2001年5月
- 代表者
- 代表取締役社長 小渕 宏二
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高140億円、営業利益6億4400万円、経常利益6億2800万円、最終利益2億5400万円(2023年3月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 2138