KLab、3Qは売上高4％増、営業益20％増で着地…2Q決算時の予想からは売上高・利益とも下ブレに　販管費はQonQで20％の増加…『ブレソル』広告宣伝費増加で

 
『ラブライブ！スクールアイドルフェスティバル』は、直前四半期中はコンテンツ供給の谷間にあったことで課金控えが発生したが、2015年6月公開の劇場版「ラブライブ！ The School Idol Movie」をきっかけにゲームユーザーが回帰し、それに伴いグループの売上高も回復しました。また2015年7月にリリースした『BLEACH Brave Souls』は、リリース4日目にはApp Storeのトップセールスランキングで8位を獲得するなど人気を博し、売上高の増加に貢献した。

費用面では、売上原価は前年同期比0.5％の減少、直前四半期比29.1％の増加となった。これは主に売上増減に伴う使用料及び支払手数料が増減したことによるもの。販売費及び一般管理費は前年同期比25.3％の増加、直前四半期比20.9％の増加となったが、これは主に『BLEACH Brave Souls』の広告宣伝費が増加したことによるものとなっている。なお、前年同期は為替差益5900万円を計上しているが、この四半期は為替差損1億5900万円を計上している。

業績を四半期推移（QonQ）で見てみると、売上高は前四半期比27.9％増の61億3500万円、営業利益は同35.5％増の7億2000万円、経常利益は同15.1％減の5億1900万円、四半期純利益は同12.1％増の2億6900万円となった。
 
なお、2015年12月期通期の予想については、売上高215億7100万円（前期費0.9％増）、営業利益22億7200万円（同5.0％増）、経常利益21億3200万円（同16.8％減）、当期純利益7億5900万円（同57.7％減）の見込み。