ファンコミ、3Qは売上高15%増、営業利益8%増…スマホ経由の広告収入が拡大 「nend」は参加メディア数の増加が広告掲載面の増加につながる
ファンコミュニケーションズ<2461>は、11月9日、2015年12月期の第3四半期(1~9月)累計の連結決算を発表、売上高268億4300万円(前年同期比15.3%増)、営業利益46億6900万円(同8.5%増)、経常利益47億1100万円(同8.3%増)、四半期純利益29億8900万円(同11.6%増)となった。主にスマートフォン経由の広告収入が拡大し、売上高が増加した。
各セグメント別の状況は以下の通り。
①CPA型アドネットワーク事業…売上高150億1389万円(前年同期比18.5%増)、営業利益31億5926万円(同10.6%増)
各種キャンペーンや広告主に向けて費用対効果を高めるコンサルティング活動を行った。特に「A8.net(エーハチネット)」は、美容・人材カテゴリにおいて売上高が大きく伸長した。
②CPC/ターゲティング型アドネットワーク事業…売上高113億4552万円(前年同期比12.5%増)、営業利益24億7384万円(同13.3%増)
「nex8(ネックスエイト)」において利用広告主数が順調に推移したこと、「nend(ネンド)」において参加メディア数の増加に伴い広告の掲載面が増加したことにより売上高が増加した。
③その他…売上高4億8440万円(前年同期比7.6%減)、営業損益455万円の赤字(前年同期67万円の赤字)
広告収入を収益モデルとした自社媒体事業及び他社媒体広告販売などを展開した。
なお、2015年12月期通期の予想については、従来予想から変更なく、売上高365億円(前期比14.1%増)、営業利益65億円(同10.4%増)、経常利益65億7000万円(同10.4%増)、最終利益42億2000万円(同16.2%増)の見込み。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ファンコミュニケーションズ
- 設立
- 1999年10月
- 代表者
- 代表取締役社長 二宮 幸司
- 決算期
- 12月
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2461