コムシード、2Qは売上高7％減、1000万円の営業赤字を計上…新規スマホゲームの開発遅延などが響く　別タイトルでは収益性の乖離で減損処理を実施

 
既存事業のソーシャルゲーム『グリパチ』が順調に推移したものの、第2四半期会計期間にリリースを計画していた新規スマートフォンゲームの開発遅延及び、開発中パチスロシミュレーターアプリの実機販売計画変更に伴うリリース延期によって、複数の新規タイトルが下半期へずれ込んだ影響で、前年同期を下回った。

利益面は、新規タイトルのリリース延期および一部既存タイトルにおける売上不振の影響、資金調達に伴う営業外費用の発生から、営業損失、経常損失を計上することとなった。

また、スマートフォン向けゲームアプリの一部タイトルにおいて、サービス自体の開発中止が発生したこと、また別のタイトルでは当初計画していた収益性との乖離が発生したことにより、各資産グループについて固定資産の減損処理を実施し、特別損失に減損損失を計上したこと、加えて繰延税金資産の一部を取崩したことにより、四半期純損失を計上した。
 
なお、2016年3月期通期の予想については、11月6日に業績予想の下方修正を発表（関連記事）しており、売上高13億円（前期比7.2％増）、営業利益5000万円（同49.9％減）、経常利益4500万円（同52.1％減）、当期純利益2000万円（同81.7％減）を見込む。