モブキャスト、年内をめどに韓国事業から撤退…連結子会社mobcast Koreaは解散もしくは清算、売却へ 特損6.7億円を計上
モブキャスト<3664>は、11月12日、連結子会社mobcast Korea inc.を解散及び清算又は売却し、子会社による韓国事業から撤退することを決定した。また、これにより、2015年12月期の第3四半期期間(7~9月)において、特別損失(事業撤退損)を計上することも発表した。
同社は、2013年2月にエンタークルーズを株式交換にて完全子会社したのち、mobcast Korea inc.において、昨年末より、日本で制作、開発したネイティブゲームのタイトルにつき、mobcast Koreaを通じて、韓国で配信することで、収益向上を図ってきた。その結果、韓国のネイティブゲーム市場においては、日本で制作、開発したゲームに対するユーザーニーズの乖離が大きく、ヒットタイトルを生み出しづらい状況であること、ユーザー獲得単価及び課金に対するユーザーのハードルが高く、広告に係る費用対効果も小さいことから、今後、投資回収及び採算性を確保していくことが困難であるとの判断に至った。
なお、撤退の時期及び撤退に伴う韓国子会社の全従業員の処遇については、年内を目途に確定する予定としている。また、韓国事業から撤退することに伴い、特別損失として事業撤退損6億7136万3000円を計上する。
会社情報
- 会社名
- 株式会社モブキャストホールディングス
- 設立
- 2004年3月
- 代表者
- 代表取締役CEO 藪 考樹
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高33億7100万円、営業損益4億2800万円の赤字、経常損益4億3600万円の赤字、最終損益3億8000万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3664