モブキャスト、3QはQonQで売上高30%増、営業益は2.1億円の黒字に転換 韓国事業からの撤退による6.7億円の特損計上で四半期純損益は赤字に
モブキャスト<3664>は、11月12日、2015年12月期の第3四半期累計(1~9月)の連結業績を発表、売上高29億6800万円(前年同期比0.9%増)、営業利益6100万円(同72.1%減)、経常利益3600万円(同83.5%減)、四半期純損益6億8300万円の赤字(同1億3400万円の黒字)となった。
第3四半期連結会計期間(7~9月)は、3月に配信を開始した『【18】(エイティーン) キミト ツナガル パズル』の機能改修、運営強化を行うとともに、7月に自社開発ゲームコンテンツ『爆走!モンスターダッシュ』の配信を開始した。また、外部ディベロッパー製ゲームコンテンツとして、リイカの『セーラー服と水鉄砲(ウォーターガン)』の配信を開始した。
海外展開は、自社開発タイトル『【18】(エイティーン) キミト ツナガル パズル』のライセンスアウト契約をPCCW Media Limited社(中華人民共和国 香港特別行政区)と締結するなど、事業を進展させた一方で、連結子会社であるmobcast Korea inc.を解散又は売却し、同社による韓国の事業から撤退することを決定した。第3四半期の四半期純損益が大幅な赤字となっているのは、その事業撤退損約6億7000万円を計上するため。
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業績を四半期推移(QonQ)で見てみると、第3四半期期間は、売上高12億円(前四半期比30.4%増)、営業利益2億1900万円、経常利益1億8800万円と大幅な増収、営業・経常黒字転換を達成した。ただ、その一方で、前述の事業撤退損の計上もあって四半期純損益は5億5600万円の赤字を計上している。
なお、同社は、新規タイトルについての不確実性が高いことから、適正かつ合理的な数値の算出が困難であるとし、連結業績予想については開示していない。
会社情報
- 会社名
- 株式会社モブキャストホールディングス
- 設立
- 2004年3月
- 代表者
- 代表取締役CEO 藪 考樹
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高33億7100万円、営業損益4億2800万円の赤字、経常損益4億3600万円の赤字、最終損益3億8000万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3664