【ゲーム株概況(1/6)】円高とSMBC日興の格下げを嫌気した任天堂が大幅安 ガンホーとKLabは安値更新 ポールHDとフォーサイドが逆行高
1月6日の東京株式市場では、日経平均株価は3日続落し、前日比182.68円安の1万8191.32円で取引を終えた。前日までの中国景気と中東の地政学リスクへの懸念に加え、新たに北朝鮮の水爆実験の実施により、さらにリスク回避の動きが強まった。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、全体市場同様に売り優勢の展開となった中で、任天堂<7974>の下げがきつい。任天堂は為替の円高推移が嫌気されたほか、SMBC日興証券が投資判断を「2」から「3」に格下げし、目標株価を1万8000円から1万4000円に引き下げたことが売り材料となった。
また、ガンホー<3765>とKLab<3656>が年初来安値まで売られたほか、アエリア<3758>も大幅安した。
半面、バンダイナムコHD<7832>やエイティング<3785>が堅調に推移したほか、周辺株ではポールトゥウィン・ピットクルーHD<3657>とフォーサイド<2330>が強さを見せた。
ポールHDは、いちよし証券がフェアバリューを1600円から1700円に引き上げたこと、フォーサイドは、子会社フォーサイドエンタテイメントがスマートフォン向け次世代SNSアプリ「Catchboard」のサービスを3月1日から正式に開始すると発表したことがそれぞれ材料視されたもようだ。
なお、子会社シンラ・テクノロジーの解散と特損の計上を発表したスクウェア・エニックスHD<9684>は、発表後にやや売られる展開となったものの、下げ幅は小幅にとどまった。
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■関連銘柄
会社情報
- 会社名
- フォーサイド
会社情報
- 会社名
- ポールトゥウィンホールディングス株式会社
- 設立
- 2009年2月
- 代表者
- 代表取締役会長 橘 民義/代表取締役社長 橘 鉄平
- 決算期
- 1月
- 直近業績
- 売上高469億8000万円、営業利益4億400万円、経常利益5億900万円、最終損益19億6700万円の赤字(2024年1月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3657
会社情報
- 会社名
- 任天堂株式会社
- 設立
- 1947年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 古川 俊太郎/代表取締役 フェロー 宮本 茂
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆6718億6500万円、営業利益5289億4100万円、経常利益6804億9700万円、最終利益4906億0200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7974