D2C Rは、データ基盤「ART DMP」※1とタップジョイ・ジャパン(本社:米国・サンフランシスコ)が日本で展開するマーケティングオートメーションツール「Tapjoy」との提携を1月7日より開始した。
「ART DMP」は、蓄積、分析されたデータを提携先の DSP※2・アドネットワークやソーシャルメディアなどに提供することでリテンション広告配信などに利用することが可能なデータ基盤。一方、「Tapjoy」は、世界190カ国以上、SDK※3搭載端末累計10億台以上という世界最大規模のスマートフォンに特化した広告ネットワークおよびマーケティングオートメーションプラットフォームとなっている(「Tapjoy」は、2015年3月にグロースハックサービス「5Rocks」とサービス統合)。
今回の提携により、「Tapjoy SDK(5Rocksとの統合SDK)」を搭載したアプリから取得したデータを、「Tapjoy」サーバー上で分析し、その分析後のデータと「ART DMP」内のデータとを掛け合わせることで、多角的なデータ分析が可能となり、特定セグメントユーザーを対象とした効率の良いリテンション広告などの配信を実現する。また、同様に特定セグメントユーザーへのプッシュ通知なども可能となるため、データ分析から運用までを一貫して行うことが可能な統合的なアプリマーケティングツールとして活用できる。
※1:DMP(Data Management Platform)とは、WEB 上のあらゆる大量のデータを蓄積・分析し、広告配信等での利用・活用を可能にするデータ 基盤のこと。
※2:DSP(Demand Side Platform)とは、オンライン広告において、広告主側のための広告効果最大化を支援するツール。
※3:SDK(Software Development Kit)とは、ソフトウェアを開発するために必要な技術文書やツールなど一式を指す。