【ゲーム株概況(1/8)】決算期待でケイブが後場て急騰 ドイツ証券が「Buy」継続の任天堂は朝高も後場に失速 メディア工房とイマジニアは急反落
1月8日の東京株式市場では、日経平均株価は5日続落し、前日比69.38円安の1万7697.96円で取引を終えた。中国市場の反発を受け、場中は一時200円高となる場面もあったものの、3連休控えであることや、米国の12月雇用統計の発表を控えていることから後場に入って次第に値を崩した。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、ケイブ<3760>が後場に入って急騰した。ケイブは、来週1月13日に第2四半期の決算発表を予定しており、第1四半期が業績の改善傾向を示していたことから、その内容に対する期待が先行しているようだ。
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また、任天堂<7974>は前場に1万5745円まで買われたものの、後場に入って失速した。任天堂はドイツ証券が目標株価は2万9500円に引き下げたものの、投資判断「Buy」を継続したことが好感されていたが、後場に入ってからの全体市場の急落に引っ張られた格好となっている。
ほか、enish<3667>やアクセルマーク<3624>、アクロディア<3823>などがしっかり。
半面、前日急騰したLINE関連のメディア工房<4347>やイマジニア<4644>などが急反落し、主力株のサイバーエージェント<4751>やDeNA<2432>も売られた。サイバーエージェントは、Cygamesの共同開発タイトル『プリンセスコネクト!』のサービスを6月30日をもって終了すると発表(関連記事)したことなども嫌気されているようだ。
なお、この日の大引け後に業務提携を発表(関連記事)したKLab<3656>とブロッコリー<2706>はともにさえない値動きとなったが、週明けの動向に注目しておきたい。
■関連銘柄
会社情報
- 会社名
- 株式会社ケイブ
- 設立
- 1994年6月
- 代表者
- 代表取締役社長 秋田 英好/代表取締役CFO 伊藤 裕章
- 決算期
- 5月
- 直近業績
- 売上高122億7400万円、営業利益18億7000万円、経常利益19億4300万円、最終利益14億4100万円(2024年5月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3760
会社情報
- 会社名
- 任天堂株式会社
- 設立
- 1947年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 古川 俊太郎/代表取締役 フェロー 宮本 茂
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆6718億6500万円、営業利益5289億4100万円、経常利益6804億9700万円、最終利益4906億0200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7974