【ゲーム株概況(1/15)】決算通過のアクロディアとシリコンスタジオが高い バンナムはDeNAと共同での「ガンダム」ゲームアプリの中国配信を好感
1月15日の東京株式市場では、日経平均株価は続落し、前日比93.84円安の1万7147.11円で取引を終えた。前日の米市場高もあって朝方は買い先行のスタートとなったものの、中国市場の軟調な推移や、為替が円高に振れたことを嫌気して次第に軟化し、後場に入るとマイナスに転じた。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、前日に第1四半期決算を発表したアクロディア<3823>と2015年11月期決算を発表したシリコンスタジオ<3907>が買われた。アクロディアは赤字決算だったものの、前年同期の連結決算対比で赤字幅が縮小、シリコンスタジオは前期は大幅減益ながらQonQでは増収増益となっており、ひとまず悪材料出尽くしとみた買いが入っているようだ。
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また、バンダイナムコHD<7832>が軟地合い下で堅調な推移となった。バンダイナムコHDは、子会社バンダイナムコエンターテインメントとディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>が共同開発した「機動戦士ガンダム」の中国初の公式スマートフォン向けゲームアプリケーション『GUNDAM CARD COLLECTION ガンダム決戦』を1月15日より中国で配信開始すると発表(関連記事)したことが好感されたもよう。
半面、ケイブ<3760>はこの日も材料出尽くしの売りに押されて大幅安し、グリー<3632>やenish<3667>、モブキャスト<3664>の下げもきつい。
周辺株では前日に第1四半期決算を発表(関連記事)し、1.4億円の営業赤字を計上したメタップス<6172>がストップ安した。
■関連銘柄
会社情報
- 会社名
- THE WHY HOW DO COMPANY株式会社
- 設立
- 2004年7月
- 代表者
- 代表取締役会長 田邊 勝己/代表取締役社長 篠原 洋
- 決算期
- 8月
- 直近業績
- 売上高9億0100万円、営業損失5億1400万円、経常損失4億0500万円、最終損失5億8100万円(2021年8月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3823
会社情報
- 会社名
- 株式会社バンダイナムコホールディングス
- 設立
- 2005年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 川口 勝
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆502億1000万円、営業利益906億8200万円、経常利益1041億6400万円、最終利益1014億9300万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7832