【ゲーム株概況(1/18)】『Arcane』リリースに向けた期待でガーラが異彩を放つS高 22日に決算発表控えるモバイルファクトリーも高い
1月18日の東京株式市場では、日経平均株価は週末を挟んで3日続落し、前日比191.54円安の1万6955.57円と昨年9月以来の1万7000円割れで取引を終えた。米景気の先行き不安の高まりやWTI原油価格の急落を受け、朝方からほぼ全面安商状の展開となった。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、ガーラ<4777>が朝方から買われ、ストップ高に張り付いたまま取引を終えるなど異彩を放つ逆行高を演じた。同社は、前週末(1月15日)にスマートフォンゲームアプリ『Arcane(アーケイン)』の日本語版について、子会社ガーラジャパンがサービス提供を実施することを決定(提供時期は調整中)したと発表(関連記事)しており、そのリリースと収益への貢献に対する思惑が膨らんだもようだ。
ほか、モバイルファクトリー<3912>やアクセルマーク<3624>、アクロディア<3823>、ボルテージ<3639>などがプラス圏で推移した。モバイルファクトリーは、今月末より本格化する10~12月期決算のゲーム関連株の中で先陣を切る格好で、1月22日に2015年12月期決算の発表を予定しており、その業績数字への期待感から引き続き先回り買いの動きが出ているようだ。
半面、大手ゲーム株や主力ゲーム株は全般にさえず、ケイブ<3760>は材料出尽くしとの見方から3日続落となり、昨年11月以来の1800円割れまで売られた。また、ガンホー<3765>やenish<3765>、アエリア<3758>などの下げもきつい。
■関連銘柄
会社情報
- 会社名
- 株式会社ガーラ
- 設立
- 1993年9月
- 代表者
- 代表取締役 グループCEO キム・ヒョンス
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高14億9700万円、営業損益2億9600万円の赤字、経常損益2億6200万円の赤字、最終損益2億3000万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4777
会社情報
- 会社名
- 株式会社モバイルファクトリー
- 設立
- 2001年10月
- 代表者
- 代表取締役 宮嶌 裕二
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高33億7000万円、営業利益9億4500万円、経常利益9億4000万円、最終利益ゼロ(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3912