クックパッド<2193>は、本日(6月10日)、2011年4月期の業績を発表し、売上高32億6300万円(前期比47.8%増)、営業利益16億2600万円(同52.8%増)、経常利益15億9400万円(同51.5%増)、当期純利益8億4700万円(同49.4%増)だった。
大幅な増収増益での着地となったが、「クックパッド」の有料会員収入が伸びたことに加えて、食品・飲料メーカーのレシピを使ったプロモーションの受注額が増加したことが主な要因となったようだ。
「クックパッド」は、4月の月間利用者数が前年同月比14.6%増の1026万人、累積レシピ投稿数は97万品を超えているという。iPhoneアプリの累積ダウンロードは200万件を超えており、その後も増加し続けているとのこと。
事業部門毎の業績は、会員事業部門が前期比100.9%増の17億1000万円、マーケティング支援事業部門は同14.5%増の11億0800万円、広告事業部門は同14.5%増の4億4400万円だった。
■2012年4月期の見通し
2012年4月期は、売上高40億円(前期比22.6%増)、営業利益18億7200万円(同15.1%増)、経常利益18億2200万円(同14.3%増)、当期純利益10億0200万円(同18.2%増)を見込む。
同社では、急拡大しているスマートフォン市場に対応し、サービスを充実させることで有料会員数の増加を図るほか、食品・飲料メーカーには引き続きレシピを活用したマーケティング提案を強化する、としている。