CyberZは、1月23日、東京・秋葉原にある「ベルサール秋葉原」で、Super Evil Megacorpのモバイルゲーム『Vainglory(ベイングローリー)』のe-Sports大会「RAGE」の決勝大会を開催した。昨年12月27日より、オンライン予選、そして、1月9日にはオフライン予選が行われた。今回、勝ち抜いた4チームによる準決勝と決勝戦が行われた。白熱したバトルの連続に会場も大いに盛り上がった。
■『ベイングローリー』とは
Super Evil Megacorpが提供する初のゲームタイトル。タッチ操作に最適化されたリアルタイムマルチバトルが特徴となる。いわゆる「MOBA」と呼ばれるジャンルのゲームだ。プレイヤーは、気の合うプレイヤーと3人1組でチームを作り、個性豊かなヒーローを操作し、仲間とともに敵の拠点にある「ベインクリスタル」の破壊を目指していく。
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■「RAGE」とは
年間を通じて複数ジャンルのゲーム大会を開催し、最強王者を決定するe-Sports大会。第1回は『ベイングローリー』が採用された。賞金総額は200万円だった。優勝チームには、賞金100万円に加えて、副賞として『ベイングローリー』開発会社のSuper Evil Megacorp本社ツアー、Vainglory国際プレミアムリーグ(VIPL)の出場権が獲得できる。
■準決勝はTEAM GLとDivine Brothersが勝ち抜け
今回、準決勝に駒を進めたのは、オンラインとオフライン予選を勝ち抜いて進出したには、「ILLMATIC」、「TEAM GL」、「Potential」、「Divine Brothers」の4チームだった。対戦では、全3回の対戦を行い、先に2勝したチームが勝ちとなる。
まずは、第1試合は、ILLMATICとTEAM GLによる対戦となった。こちらは序盤から有利に進めたTEAM GLが連勝し、決勝進出を決めた。集団戦での戦い方が勝敗を決する要因となったようだ。
続いて、昨年行われた世界大会「Vainglory World Invitational」の準優勝の実績を持つDivine BrothersとPotentialの対戦。Divine Brothers有利との見方が強かったが、第1戦目をPotentialが逆転勝ちを収めた。番狂わせが起こるかと思われたが、これで目覚めたのか、Divine Brothersが第2戦、第3戦とも圧倒した。
■手に汗握る激闘を制したのはTEAM GL 世界王者とのエキシビジョンマッチも
決勝戦は、TEAM GLとDivine Brothersとなった。第1戦目は、Divine Brothersが有利に進めているように見えたが、TEAM GLが中盤の集団戦をきっかけに形勢逆転に成功し、勝利となった。第2戦目は、Divine Brothersが序盤から有利に進めて押し切ってイーブンに。注目された第3戦目は、拮抗した展開が続いたが、後半の集団戦でTEAM GLが息の合った戦いで圧倒し、見事優勝を果たした。
最後にシークレットイベントとして、「Vainglory World Invitational」の優勝チーム「Invincible Armada」が登場し、「RAGE」選抜のドリームチームとのエキシビジョンマッチを行った。序盤は「Invincible Armada」が貫禄を見せて優位に進めたものの、急造チームながら息の合った戦いを見せたドリームチームが逆転に成功し、まさかの勝利となった。
最後に、Cyber Z取締役の大友 真吾氏が「RAGE」第2回大会を行うことも明らかにした。「RAGE Vol.2 Vainglory」と題して今春以降に行うという。同時に、MOBAジャンル以外のe-Sportsイベントについても企画を進めているとのこと。
▲コスプレイヤーも登場し、イベントを盛り上げた。
最後に、第1回大会ということで、どのくらいの人が集まるのか、心配な部分もあったのだが、満席状態となっていた。次回はもう少し大きな会場でやってもいいのかもしれない。また一見、不利な状況にあったチームが集団戦をきっかけに一気に形成逆転する場面は非常にドラマティックで、イベントの盛り上がる要因となっていた。プレイしていた人には刺激になっただろうし、未プレイの人も見ていると遊んでみようかと思わせるものになったのではないか。大会終了後、Social Game Infoでもチームを組んで参加してみようかと話していたくらいだ。イベント運営を見ていると、まだ不慣れな部分があるようにも見受けられたが、第1回目の大会としては上々だったといえるのではないか。
(編集部 木村英彦)
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会社情報
- 会社名
- 株式会社CyberZ
- 設立
- 2009年4月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 山内 隆裕
- 決算期
- 9月