【ゲーム株概況(1/25)】GSの「買い」格上げでサイバーエージェントが大幅高 「RANKERS」の材料浮上でカヤックも続伸 コムシードは新作を好感
1月25日の東京株式市場では、日経平均株価は週末を挟んで続伸し、前日比152.38円高の1万7110.91円で取引を終えた。原油価格の落ち着きとともに世界的に投資心理が改善、国内市場にもその流れが波及した。ただ、前週末に900円超の上昇を演じていたこともあり、上値はやや重さが目立った。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、全般に買い優勢の展開となっており、主力株ではサイバーエージェント<4751>が大幅高した。サイバーエージェントは、ゴールドマン・サックス証券が投資判断を「中立」から「買い」に格上げし、目標株価も6600円から6800円に引き上げたことが材料視された。
また、スマートフォンゲームアプリ向け賞金付き大会サービス「RANKERS」を展開するカヤック<3904>も続伸した。「RANKERS」にケイブ<3760>のシューティングアプリ最新作『怒首領蜂一面番長』が大会開催タイトルとして参戦することを発表(関連記事)したほか、「RANKERS」のデベロッパー向けSDK(開発者用キット)の配布を開始したことなどが市場から好感されたもようだ。
ほか、昨年11月に日本国内向け独占ライセンス契約取得した『ポケット遠征隊』の日本版『ぽけっとアドベンチャー』の事前登録を開始(関連記事)したコムシード<3739>も大幅高した。
半面、前週末に業績予想の上方修正を受けて大幅高したミクシィ<2121>は利益確定の売りに押されて反落し、DeNA<2432>やモブキャスト<3664>、ガーラ<4777>などもさえない。
■関連銘柄
会社情報
- 会社名
- 株式会社サイバーエージェント
- 設立
- 1998年3月
- 代表者
- 代表取締役 藤田 晋
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4751
会社情報
- 会社名
- 株式会社カヤック
- 設立
- 2005年1月
- 代表者
- 代表取締役CEO 柳澤 大輔/代表取締役CTO 貝畑 政徳/代表取締役CBO 久場 智喜
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高174億6700万円、営業利益10億2100万円、経常利益10億3800万円、最終利益5億1100万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3904
会社情報
- 会社名
- コムシード株式会社
- 設立
- 1991年12月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 塚原 謙次
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高20億9400万円、営業利益3500万円、経常利益1800万円、最終損益6000万円の赤字(2024年3月期)
- 上場区分
- 名証ネクスト
- 証券コード
- 3789