ボルテージ、2Qは売上高8%増、営業益9倍と利益率が好転…『天下統一恋の乱 Love Ballad』など既存タイトルが好調 QonQでは大幅な黒字転換を達成【グラフ追加・追記】
ボルテージ<3639>は、1月28日、2016年6月期の第2四半期累計(7~12月)の連結業績を発表、売上高56億5300万円(前年同期比8.3%増)、営業利益2億1300万円(同9.3倍)、経常利益2億200万円(同3.7倍)、四半期純利益1億円(前年同期700万円の赤字)となった。
各セグメントごとの状況は以下の通り。
①日本語版恋愛ドラマアプリ
F2Pは、既存タイトル『LINE 悪魔と恋する10日間 Heaven's Kiss』が低調に推移したが、『天下統一恋の乱 Love Ballad』『ダウト~嘘つきオトコは誰?~』『王子様のプロポーズⅡ』などが好調に推移した。ユーザー獲得施策は、2015年11月に『ダウト~嘘つきオトコは誰?~』のテレビCMを出稿し、計画を上回る効果を得られた。
P2Pは、新規タイトル『新選組が愛した女』が好調に推移したが、『恋愛上等!イケメン学園』が低調に推移した。また、既存タイトル『教師たちの秘密の放課後』『上司と秘密の2LDK」等が好調に推移したが、その他の一部タイトルが低調に推移した。ユーザー獲得施策は、2015年12月にコンテンツ横断イベントを実施した。
②英語版恋愛ドラマアプリ
L1ONは、既存タイトル『Gossip Girl: PARTY Style Your Love』『Kissed by the Baddest Bidder』『My Forged Wedding:PARTY』等が好調に推移した。ユーザー獲得施策は、2015年11月中旬より、新規広告媒体への展開を行った。
DRAGONは、『Astoria: Fate's Kiss』の広告出稿の後ろ倒し等があったものの、KPIは概ね堅調に推移した。また、第1四半期に引き続き、2アプリ目の制作に取り組んだ。
US REALは、引き続き『Kisses & Curses』の北米への本格展開に向けた制作に取り組んだ。また、段階的に実施したテストリリースでは、ノルウェーにおいてカテゴリランキング第1位を獲得するなど、一定の成果が得られた。
③サスペンスアプリ
収集・育成要素を含む新規タイトル『六本木サディスティックナイト』のiOS版を投入し、初期KPIの分析・改善を行った。また、Android版の投入や、本格プロモーション展開に向けた準備を行った。
■QonQでは大幅な黒字転換を達成
業績を四半期推移で見てみると、売上高は前四半期比3.2%増の28億7100万円の増収を達成。営業利益は2億8800万円(前四半期7500万円の赤字)、経常利益2億8500万円(同8300万円の赤字)、四半期純利益1億7500万円(同7500万円の赤字)と各利益項目は大幅な黒字転換を達成した。
■2016年6月期通期予想は据え置き
2016年6月期の連結業績予想については、従来予想から変更なく、売上高115億円(前期比8.5%増)、営業利益8億円(同71.2%増)、経常利益8億円(同64.8%増)、当期純利益4億円(同72.0%増)の見込み。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ボルテージ
- 設立
- 1999年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 津谷 祐司
- 決算期
- 6月
- 直近業績
- 売上高34億5600万円、営業損益9400万円の赤字、経常利益1500万円、最終利益500万円(2024年6月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3639