
イグニス<3689>は、1月28日、持分法適用関連会社M.T.Burnの保有株式3658株(保有割合50.0%)すべてをフリークアウト<6094>に譲渡することを発表した。
同社は、グループの主力事業である無料ネイティブアプリにおける主な収益基盤が広告による収入であったことから、グループ内にアドネットワーク事業を確立することによって、広告在庫の供給を内製化し、広告収益のベースアップによるシナジーを期待して、2013年12月にM.T.Burnへの出資を行った。
しかし、昨今の市場環境の変化により、無料ネイティブアプリにおいても、広告収益だけではなく課金収益の重要性も高まってきていることに加え、2015 年9月期よりネイティブソーシャルゲームにおいても本格的に開発体制を強化し、今後もさらなる成長を見込んでいる。そこで、グループ内における事業成長最大化を目的とした経営資源配分の観点から、同事業を売却して経営資源を主力の事業に投入することを決定した。
なお、今回の株式譲渡により、2016年9月期において、M.T.Burnは、イグニスの持分法適用関連会社から除外される。また、2016年9月期の第2四半期決算において、関係会社株式売却益(連結ベースで5億9000万円)を特別利益として計上する見込みとしている。

会社情報
- 会社名
- 株式会社イグニス
- 設立
- 2010年5月
- 代表者
- 代表取締役社長 銭 錕(センコン)/代表取締役CTO 鈴木 貴明
- 決算期
- 9月