【ゲーム株概況(1/29)】サイバー、ドリコム、エクストリームがストップ高 全般高も好材料銘柄の上昇目立つ

1月29日の東京株式市場では、日経平均株価は急反発。前日比476.84円高の1万7518.30円で取引を終えた。低調な経済指標を受けて午前中は安く推移したものの、後場に入ると、日銀がマイナス金利の導入したとの決定を受けて、正負双方の見方が交錯し株価は乱高下した。金利差拡大による円安進行が企業業績の改善に繋がるとの見方が広がり、引けにかけて1万7500円台を回復した。

ゲーム関連株も総じて堅調だったが、好材料の出た銘柄の上昇が目立った。ドリコム<3793>がストップ高となった。同社は前日、第3四半期の決算発表を行うとともに、都内で決算説明会を開催した。12月単月での黒字化に成功したことや、第4四半期も黒字見通しとなったことが好感された。またオリジナルタイトルの減損損失計上もIPタイトルへの転換が順調に進んでいることを示すものとの見方も出ていた。

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サイバーエージェント<4751>も一時ストップ高まで買われた。16年9月期の第1四半期(10~12月)連結決算がQonQで営業利益が同2.2倍、経常利益は同2.5倍、四半期純利益は同2.3倍となるなど大幅な増益での着地となったことが材料視されたという。好決算を受けてボルテージ<3639>も大幅高となった。

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エクストリーム<6033>もストップ高。中国の天津紫龍奇点互動娯楽有限公司との間でエクストリームが商標権を保有する『ラングリッサー』について、中国本土をはじめとする香港・台湾・マカオ・韓国・タイ・ベトナム・インドネシア・マレーシア・シンガポール・アメリカ・カナダ地域でのスマートフォン向けゲームアプリを許諾するライセンス契約を締結したと発表したことが材料視された。

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■ゲーム関連株
株式会社サイバーエージェント
http://www.cyberagent.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社サイバーエージェント
設立
1998年3月
代表者
代表取締役 藤田 晋
決算期
9月
直近業績
売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
4751
企業データを見る
株式会社ドリコム
http://www.drecom.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ドリコム
設立
2001年11月
代表者
代表取締役社長 内藤 裕紀
決算期
3月
直近業績
売上高97億7900万円、営業利益9億300万円、経常利益7億9300万円、最終利益1億400万円(2024年3月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3793
企業データを見る
株式会社エクストリーム
https://www.e-xtreme.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社エクストリーム
設立
2005年5月
代表者
代表取締役社長CEO 佐藤 昌平
決算期
3月
直近業績
売上高102億1700万円、営業利益10億9700万円、経常利益14億4800万円、最終利益10億3400万円(2024年3月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
6033
企業データを見る