【ゲーム株概況(2/8)】3Q決算評価や来期増益への期待でDeNAが大幅続伸 大引け後に決算発表控えるクルーズや通期予想増額の日本一ソフトも高い
2月8日の東京株式市場では、日経平均株価は5日ぶりの反発となり、前日比184.71円高の1万7004.30円で取引を終えた。朝方は売り先行の展開となったものの、前週からの下げが合計で1200円超に達したこともあり、自律反発を狙った買いなどから次第に下げ幅を縮小した。さらに後場に入ると上げ幅を拡大した。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、前週末の2月5日に第3四半期決算を発表したDeNA<2432>が大幅続伸した。発表された決算数字は想定ラインのものだったが、利益の減少傾向に歯止めが掛かりつつあることや、同社の守安社長が来期(2017年3月期)の増益転換に自信を示したことなどが市場から評価されているようだ。
【関連記事】
【DeNA決算説明会】国内ゲームはアプリが伸長、海外は中国『ガンコレ』の4Q貢献に期待 新規事業は「キューレーションPF」が収益化候補に
【速報】DeNA、守安社長「2016年度は最低でも増益を達成できると思っている」 国内ゲーム事業が安定、海外も中国が収支トントンを目指すレベルに
また、本日(2月8日)、2016年3月期の第3四半期決算を発表予定のクルーズ<2138>や、前週末に第3四半期決算を発表(関連記事)したセガサミーHD<6460>も高い。日本一ソフトウェア<3851>は、2016年3月期の第3四半期決算の発表(関連記事)とともに連結業績予想を上方修正したことと、謎のティザーサイトをオープンしたことの両面から買われた。
半面、ドリコム<3793>が4日続落と売られ、モバイルファクトリー<3912>やAiming<3911>、ガーラ<4777>などもさえない。
■関連銘柄
会社情報
- 会社名
- 株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
- 設立
- 1999年3月
- 代表者
- 代表取締役会長 南場 智子/代表取締役社長兼CEO 岡村 信悟
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上収益1367億3300万円、営業損益282億7000万円の赤字、税引前損益281億3000万円の赤字、最終損益286億8200万円の赤字(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2432
会社情報
- 会社名
- クルーズ株式会社
- 設立
- 2001年5月
- 代表者
- 代表取締役社長 小渕 宏二
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高140億円、営業利益6億4400万円、経常利益6億2800万円、最終利益2億5400万円(2023年3月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 2138