クルーズ、3QはQonQで売上高30%増、営業益50%増と大幅増収増益を達成! 『エレスト』に続き『FFグラマス』も本格的に貢献【追記】

クルーズ<2138>は、11月9日、2016年3月期の第3四半期累計(4~12月)の連結決算を発表、売上高205億9400万円(前年同期比26.5%増)、営業利益15億4100万円(同18.3%減)、経常利益15億5100万円(同20.6%減)、四半期純利益8億9800万円(同27.0%減)となった。
 

主なセグメント別の状況は以下の通り。

①インターネットコンテンツ事業…売上高91億9352万円(前年同期比5.3%増)、セグメント利益11億8181万円(同28.4%減)
『エレメンタルストーリー』に加えて、10月1日にリリースした『ファイナルファンタジーグランドマスターズ』による本格的な業績貢献が始まり、インターネットコンテンツ事業におけるネイティブゲームによる業績貢献が加速した。引き続きポテンシャルの高いタイトルに経営資源を集中し、ヒットを狙っていくとともに、本数を絞って新作タイトルの開発を行うことでヒットの確度を高めていく。

②インターネットコマース事業…売上高112億8802万円(同52.0%増)、セグメント利益3億6322万円(同86.7%増)
取扱高が45億円を突破、前年同四半期比で約1.5倍となり、第1四半期、第2四半期、第3四半期と続けて過去最高の四半期取扱高を更新した。「SHOPLIST.com by CROOZ」は、今後も高い成長率で拡大していくと考え、売上規模拡大を重視し、第4四半期以降もターゲットユーザーを効果的に獲得できるプロモーション・マーケティングの強化、また、ターゲットユーザーに訴求力の高い商品・ブランドを拡充し、商品力の強化、さらに、サービスの利便性を向上させるための物流強化を行い、さらなるブランディング強化に注力していく。また、今後の新しい売上を作る施策として「SHOPLIST.com by CROOZ」の資産を活用した新しいサービスを企画・開発中だ。

■QonQでは売上高30%増、営業利益50%増の大幅増収増益に
業績を四半期推移(QonQ)で見てみると、売上高は前四半期30.2%増の87億6300万円、営業利益は同50.2%増の8億2900万円、経常利益は同44.7%増の8億1900万円、四半期純利益は同2.8倍の5億9900万円と大幅な増収総益を達成した。
 

四半期売上高は過去最高となったが、これはネイティブゲームの売上高が前四半期比74%増の23億300万円に拡大したことに加え、コマース事業も「SHOPLIST.com by CROOZ」が過去最高の四半期売上高を更新したが貢献している。ネイティブゲームの売上高は第1四半期の3億5800万円から第2四半期は13億2000万円、第3四半期は23億300万円と急拡大中だ。
 

一方で、同社は『エレメンタルストーリー』を中心に積極的な広告宣伝展開も行っている。今回の増益はその広告宣伝費の増加分も消化した上での数字となっている。
 

なお、2016年3月期の見通しについては、「現時点で合理的な業績予想の算定ができない」として、非開示としている。


 
クルーズ株式会社
http://crooz.co.jp/

会社情報

会社名
クルーズ株式会社
設立
2001年5月
代表者
代表取締役社長 小渕 宏二
決算期
3月
直近業績
売上高140億円、営業利益6億4400万円、経常利益6億2800万円、最終利益2億5400万円(2023年3月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
2138
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