アクセルマーク、1Qは売上高17%減、1700万円の営業赤字計上…期中に2タイトル終了、『ドラパレ』も課金停止 2Qは赤字幅拡大の見通し【グラフ追加・追記】
アクセルマーク<3624>は、2月9日、2016年9月期の第1四半期(10~12月)の連結決算を発表、売上高6億2500万円(前年同期比17.8%減)、営業損益1700万円の赤字(前年同期3000万円の赤字)、経常損益1700万円の赤字(同3300万円の赤字)、四半期純損益3300万円の赤字(同5100万円の赤字)となった。
各セグメント別の状況は以下の通り。
①モバイルゲーム事業…売上高2億5700万円(前年同期比24.8%減)、セグメント利益2400万円(前年同期252万円の赤字)
今後リリース予定のネイティブゲームアプリの開発及びプロモーション体制の構築のためのリソースの集中を行うことを目的として、2015年12月に『王様ゲーム -共闘-』『王国の系譜~クリスタルサーガ~』の2タイトルのサービスを終了し、2016年1月のサービス終了に向けて2015年11月に『大乱闘!!ドラゴンパレード』の課金機能を停止した。
②広告事業…売上高2億8600万円(前年同期比7.7%減)、セグメント利益200万円(同85.4%減)
主力のスマートフォン向けアドネットワーク「ADroute」の大口顧客依存からの脱却と「BRAND SCREEN」の第3四半期連結会計期間以降の本格的な拡販に向けた体制構築に注力した。
③コンテンツ事業…売上高は8100万円(前年同期比24.8%減)、セグメント利益1100万円(同355.8%増)
キャリアプラットフォームを対象としたサービス売上に関して漸減傾向が続く中で今後の新たな売上獲得を目指したスマートフォン向けサービスの開発に注力した。
■QonQでは12%の減収、赤字転落に 2Qはさらに減収、赤字幅拡大の予想
業績を四半期推移で見てみると、売上高は前四半期12.5%減、各利益項目は赤字転落という結果になっている。なお、第2四半期はこの第1四半期実績対比で売上高が5.3%減、各利益項目は赤字幅拡大という形になる。
なお、2016年9月通期の業績予想は非開示で、第2四半期の連結業績予想をあらたに開示しており、売上高12億1700万円(前年同期比27.1%減)、営業損益1億4500万円の赤字、経常損益1億4600万円の赤字、四半期純損益1億4700万円の赤字を見込むとしている。
モバイルゲーム事業において、第1四半期連結会計期間中に2タイトルのサービスを終了するとともに1タイトルの課金機能の停止を行ったこと、『キングダム -英雄の系譜-』が次の施策に向けた準備期間に入ること、広告事業において、第1四半期連結会計期間に引き続いて「ADroute」の大口顧客依存からの脱却を進めていることなどにより、第2四半期期間は、第1四半期期間に比べて売上高が減少する見込み。
また、費用がモバイルゲーム事業でβテストの始まった『ワールドクロスサーガ -時と少女と鏡の扉-』に関する外注費やプロモーション費用の発生、広告事業の「BRAND SCREEN」拡販に向けた人員増強などを要因として大きく増加するため、第2四半期連結会計期間は利益項目の赤字幅も拡大すると見通しとしている。
会社情報
- 会社名
- アクセルマーク株式会社
- 設立
- 1994年3月
- 代表者
- 代表取締役社長 松川 裕史
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高21億4400万円、営業損益9800万円の赤字、経常損益1億円の赤字、最終損益1億200万円の赤字(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3624