日本BS放送、2月中間決算は営業利益26.7%減の8億4900万円…番組強化やIP開発、アニメ作品の確保など先行投資のため

日本BS放送<9414>は、4月9日、2026年8月期 第2四半期累計の連結決算を発表し、売上高58億3400万円(前年同期比0.9%減)、営業利益8億4900万円(同26.7%減)、経常利益8億7600万円(同25.3%減)、最終利益5億9600万円(同25.7%減)だった。

・売上高:58億3400万円(同0.9%減)
・営業利益:8億4900万円(同26.7%減)
・経常利益:8億7600万円(同25.3%減)
・最終利益:5億9600万円(同25.7%減)

20%超の減益となったが、同社では、既存番組の内容強化や新規IP(知的財産)の開発、良質なアニメ作品の確保などに取り組むなど積極的な先行投資を行ったため、と説明している。

放送事業収入は49億4200万円(同3.5%減)となった。タイム収入は、競馬中継などの公営競技のセールスが引き続き好調だった一方で、ショッピングカテゴリーの売上が伸び悩んだことで、同減収となった。スポット収入も通販スポットの減収により同減収となったが、純広告のセールスは増加基調を維持している。

一方、その他事業収入は8億9100万円(同15.9%増)を計上した。アニメ製作委員会からの出資配当収入が好調に推移したほか、オリジナル配信プラットフォーム『BS11+』、TVerやBS11公式YouTubeチャンネルなどの配信事業収入が引き続き堅調に推移したことが寄与した。

費用は、同5.4%増の49億8500万円となった。これは、放送事業収入の最大化およびその他事業収入の収益拡大に向け、コンテンツを軸とした積極的な投資を推進したためである。具体的には、既存番組の内容強化、新規IP(知的財産)の開発、良質なアニメ作品の確保などに取り組み、その効果を最大化すべく新聞広告やWEB広告を中心とした宣伝活動に注力した結果、番組制作費や広告宣伝費が増加した。

「質の高い情報を提供することで 人々に感動を与え 幸せな社会づくりに貢献する」ことを経営理念に掲げ、中長期的な成長に向けた重点施策「Value4」(「放送事業収入の最大化」「独自IPコンテンツの開発加速」「アニメビジネスの収益基盤拡充」「企業価値向上のための戦略的投資」)をテーマに各種施策を推進した。

放送事業では、コンテンツを中心とした投資を強化し、『鶴瓶のええ歌やなぁ』『黒谷友香、お庭つくります』を軸に、『偉人・敗北からの教訓』や『太田和彦のふらり旅 新・居酒屋百選』など、歌謡、園芸、歴史、紀行といったBS視聴者層に人気のジャンルを中心に、テーマやゲストの充実を図った。年末年始には新規視聴者獲得を促進するべく、特別拡大版の放送にも取り組んだ。また、コラボレーション施策を積極的に推進し、『京都紅葉生中継2025心とレンズに刻む絶景』や『冬の京都2026~財前直見が行く食と歴史の都~』などの紀行番組を京都放送と共制作・放送した。

アニメ関連では、「ANIME+」枠で『Fate/strange Fake』『エリスの聖杯』など、製作委員会参画作品を含む約40タイトルを毎クール放送した。ドラマ枠では日中帯を中心に、『大宋宮詞 ~愛と策謀の宮廷絵巻~』『福寿草』『必殺仕事人V・激闘編』といった中国時代劇、韓国ドラマ、国内時代劇など、BS視聴者層に人気のコンテンツを多数放送した。

その他事業では、2月に国土社刊行の児童書『雨上がりのスカイツリー』のドラマ化が実現し、配信プラットフォームでの先行配信を皮切りに、イベントや放送など、IPの価値向上を目指した多面的な展開を進めている。さらに、コンテンツファンの形成・拡大に向けたイベント施策も展開しており、「太田和彦のふらり旅 新・居酒屋百選 presents 新春トークライブ 太田和彦×門司健次郎『世界に誇る日本酒と、酒場の魅力再発見』」や、『BS11+』で配信中のオリジナルコンテンツ『石見舞菜香・長谷川育美のふたりば』の第2回イベントなどを実施した。

 

■2026年8月期の見通し

2026年8月期の業績は、売上高125億7600万円(前期比6.5%増)、営業利益18億0400万円(同6.6%減)、経常利益18億8800万円(同4.9%減)、最終利益13億0600万円(同2.9%減)、EPS73.30円を見込む。株価収益率は13.0倍となる。

・売上高:125億7600万円(同6.5%増)
・営業利益:18億0400万円(同6.6%減)
・経常利益:18億8800万円(同4.9%減)
・最終利益:13億0600万円(同2.9%減)
・EPS:73.30円

【通期計画に対する進捗率】
・売上高:46.4%
・営業利益:47.1%
・経常利益:46.4%
・最終利益:45.6%

日本BS放送株式会社(BS11)
https://www.bs11.jp/

会社情報

会社名
日本BS放送株式会社(BS11)
設立
1999年8月
代表者
代表取締役会長 齋藤 知久/代表取締役社長 近藤 和行
決算期
8月
上場区分
東証スタンダード
証券コード
9414
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