エクストリーム、3Qは売上高46%増ながら営業益31%減に 協業開発サービスで継続受注中の案件中止でセグメント損失が発生

エクストリーム<6033>は、2月12日、2016年3月期の第3四半期累計(4~12月)の単独決算を発表、売上高17億6000万円(前年同期比46.6%増)、営業利益9400万円(同31.0%減)、経常利益9600万円(同26.2%減)、最終利益6300万円(同23.4%減)となった。
 

各セグメントごとの状況は以下の通り。

①ソリューション事業…売上高14億3870万円(前年同期比38.8%増)、セグメント利益3億3221万円(同32.5%増)
旺盛なスマートフォンを中心とした開発案件に対応するため、第1四半期において営業体制の強化を図り、さらなる収益機会の獲得に努めた。また、クリエイター&エンジニアの安定的な確保を図るために、自社養成に積極的に取り組み、クリエイター&エンジニアの自社養成プログラム「プロジェクトNSCA(ナスカ)」を継続し、経験者採用に留まらない技術社員の確保に引き続き努めた。この結果、第3四半期期間における稼働プロジェクト数は2,435となり、前年同期比で586プロジェクト増加した。となりました。

②コンテンツプロパティ事業…売上高3億2207万円(同96.1%増)、セグメント損益3507万円の赤字(前年同期1678万円の黒字)
第3四半期期間は、前四半期同様、主にゲームサービスに注力。既存タイトルである『桃色大戦ぱいろん・ぷらす』(PCオンラインゲーム)、『桃色大戦ぱいろん・生』(PCブラウザゲーム)、『つみにん~うみにん大サーカス』(スマートフォンアプリ)を運営した。『桃色大戦ぱいろん・ぷらす』については、2015年12月21日をもってサービス終了とし、マシンスペックに左右されず、ゲームシステムの機能強化を継続的に行っている『桃色大戦ぱいろん・生』へのサービス移管を行い、「『桃色大戦ぱいろん・ぷらす』ユーザーの登録情報及び保有データの引き継ぎサービスを行った。

ライセンスサービスは、任天堂3DS向け家庭用ゲーム『ラングリッサー リインカーネーション-転生-』において、米国Aksys Games Localization,Incとライセンス許諾契約を締結し、全世界での販売権をAksys Games Localization,Incへ許諾するとともに、海外バージョンのローカライズ(翻訳)開発業務を受注し、第3四半期において納品した。また、保有IPである『ラングリッサー』シリーズをスマートフォンアプリ向けに中国天津紫龍奇点互動娯楽有限公司(許諾地域は、中国本土、香港・台湾・マカオ・韓国・タイ・ベトナム・インドネシア・マレーシア・シンガポール・アメリカ・カナダ)へライセンス許諾した。

協業開発サービスについては、新規プロジェクトを2タイトル受注し、売上形成に貢献した。その一方で、大手ゲームパブリッシャーより継続受注中であったブラウザゲーム開発案件が急遽中止となったことから、セグメント損失が発生した。

なお、2016年3月期通期の予想については、従来予想から変更なく、売上高22億円(前期比32.0%増)、営業利益2億円(同8.2%増)、経常利益1億8500万円(同5.4%増)、当期純利益1億1700万円(同7.5%増)の見込み。
 
株式会社エクストリーム
https://www.e-xtreme.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社エクストリーム
設立
2005年5月
代表者
代表取締役社長CEO 佐藤 昌平
決算期
3月
直近業績
売上高102億1700万円、営業利益10億9700万円、経常利益14億4800万円、最終利益10億3400万円(2024年3月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
6033
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