JPモルガン証券は、6月10日付けのレポートで、バンダイナムコホールディングス<7832>の4~5 月の販売が会社計画を上回るなど、足元は好調に推移していると指摘している。
レポートによれば、玩具事業が引き続き好調であることに加え、アミューズメント施設事業も既存店売上高は4 月が前年同月比9.4%増、5 月は同8.0%増。さらにソーシャルゲームを含むネットワーク事業では、ディー・エヌ・エーやグリーとの共同開発で、人気の高い主力キャラクターシリーズなどにタイトル数を絞り込んで市場投入することを目指している、としている。
ただ、会社側は、7 月から9 月下旬ごろまで予想される節電による影響を懸念しているという。トイホビー事業で10 億円、アミューズメント施設事業で5 億円の機会損失が生じる可能性があるとの予想だが、節電措置がどの程度のものになるのかは未定。