【ゲーム株概況(3/7)】LINE上場観測でメディア工房がS高、イマジニア、ネオスなどにも物色が入る 為替の円高進行で任天堂が売られる
3月7日の東京株式市場では、日経平均株価は5日ぶりの反落となり、前日比103.46円安の1万6911.32円で取引を終えた。前週末まで4日続伸し、1万7000円台を回復していたこともあり、朝方から利益確定の売りが優勢な展開となった。また、為替が1ドル=113円台と円高方向に振れたことも重しとなった。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、メディア工房<3815>が朝方からストップ高に張り付いたままの展開となるなど急騰した。メディア工房は、LINEが東京とニューヨークで上場を計画しているとの報道を受け、LINE関連の一角として市場の関心を集めたようだ。
同様にLINE関連物色の流れでイマジニア<4644>やネオス<3627>、アドウェイズ<2489>なども急騰した。
また、ドリコム<3793>が後場に入ってストップ高したほか、Aiming<3911>やシリコンスタジオ<3907>も大幅高した。Aimingは、『剣と魔法のログレス いにしえの女神』の中国語・繁体字版が累計100万DLを突破(関連記事)するなど順調な推移を見せていることも評価につながった可能性がありそうだ。
半面、為替が円高に振れたことを嫌気して任天堂<7974>が売られ、前週末に一時ストップ高したアクセルマーク<3624>や『おそ松さんのへそくりウォーズ』を材料に買われたディー・エル・イー(DLE)<3686>は利益確定の売り物に押された。
■関連銘柄
会社情報
- 会社名
- イマジニア株式会社
- 設立
- 1986年1月
- 代表者
- 代表取締役社長兼CEO 澄岡 和憲
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高59億600万円、営業利益3億4500万円、経常利益6億5600万円、最終利益4億1600万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4644
会社情報
- 会社名
- 株式会社メディア工房
- 設立
- 1997年10月
- 代表者
- 代表取締役社長 長沢 一男
- 決算期
- 8月
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3815