コロプラ、眼の機能に着目した独自のVRハードウェアを開発するスタートアップ企業FOVEに出資 Colopl VR FundのVR関連事業会社への出資第1号

コロプラ<3668>は、コロプラネクストとともに2016年1月に設立した世界最大級のバーチャルリアリティ(以下「VR」)ファンド「コロプラネクスト2号ファンド投資事業組合(以下「Colopl VR Fund」)」を通じ、 FOVE,Inc.(以下「FOVE」)が行う第三者割当増資を引き受けることを発表した。具体的な出資額は非開示。本件は、「Colopl VR Fund」におけるVR関連事業会社への出資第1号となる。

FOVEは眼の機能に着目した独自のVRハードウェアを開発するスタートアップ企業。同社が開発するヘッドマウントディスプレイ(以下「HMD」)は、仮想現実世界に視線追跡技術を導入することで、“眼の動き“を使った素早く高精度な操作や、キャラクターとの人間らしいふれあいなど今までにない新たな体験を可能にする。また、本HMDを活用することで、身体の不自由な方が視線でロボットを操作するといったヘルスケア分野や、手術や自動車運転の仮想世界シミュレーションといった教育分野など、ゲームやエンターテインメントのみならず、多様な分野への応用可能性も期待されている。 

今回は、事業展開をさらに加速するべくFOVEが実施した総額1,100万米ドルの第三者割当増資の引受先の1社として出資を行った。コロプラは、FOVEの技術力や将来性に可能性を感じるとともに同社のVRに対する想いに共感し、今後の成長に協力していくという。そして、日韓のネットカフェ7,500店舗におけるFOVE体験プラットフォームの構築協力、FOVE対応コンテンツデベロッパーへの投資、コロプラ開発によるVRコンテンツの視線追跡対応など、新しいVR体験の提供をともに目指していく方針だ。 

コロプラは近い将来、 VRがプラットフォームとして確立する点に注目しています。コロプラ本体によるゲーム開発、コロプラ100%子会社・360Channelによる360度動画サービス事業の展開、そして「Colopl VR Fund」によるVR関連企業への投資――このように、 グループ一丸となっていち早くVR事業へ参入することで業界を盛り上げ、世界中の人びとの日常がより楽しく、より素晴らしくなる未来を、作っていくことを目指すとしている。 

<FOVE,Inc.概要>
社名:FOVE,Inc.(http://www.getfove.com) 
所在地:1062 Folsom St,San Francisco, CA 94103
設立:2015年2月3日
代表者:代表取締役 小島由香
事業内容:VRに関するウェアラブルハードウェア・ソフトウェアの開発、製造、販売。赤外線カメラで捉えた視線の動きをもとに、世界で初めてVR空間内で“眼の動き“による操作を可能にした「アイトラッキング」と、ユーザーが注視していない周辺視野を低解像度で処理することでコンピューターにかかる負荷を大幅に軽減した「フォービエイテッドレンダリング」という二つのコア技術を先行開発する点が強み。

1.視線追跡型HMD「FOVE」の開発、製造、販売
2.上記による、身体障害者、高齢者に向けた福祉サービス
3.VR技術ライセンス事業

 
株式会社コロプラ
https://colopl.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社コロプラ
設立
2008年10月
代表者
代表取締役会長 チーフクリエイター 馬場 功淳/代表取締役社長 宮本 貴志
決算期
9月
直近業績
売上高309億2600万円、営業利益28億5800万円、経常利益32億7600万円、最終利益18億9300万円(2023年9月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3668
企業データを見る
株式会社コロプラネクスト
https://www.coloplnext.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社コロプラネクスト
設立
2015年2月
代表者
代表取締役社長 山上 愼太郎
企業データを見る