【ゲーム株概況(3/25)】VR関連の評価でシリコンスタジオが大幅高 アクロディアはセキュリティソリューション分野で材料浮上 サン電子も大幅続伸
3月25日の東京株式市場では、日経平均株価は3日ぶりの反発となり、前日比110.42円高の1万7002.75円で取引を終えた。前日の米国市場高や為替が一時1ドル=113円台まで円安に振れたことで、輸出関連株を中心に買い戻しの動きとなった。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、全般にさえない銘柄が目立つ中で、アクロディア<3823>とサン電子<6736>の上昇ぶりが目立った。ただし、サン電子は前日と同様にiPhoneロック解除関連で買われ、一方のアクロディアもセキュリティソリューション「GFI Archiver」を金融機関に提供したことを発表したことが買い材料となっており、どちらもゲーム以外の要因で買われる展開となっている。
もっとゲームに絡んだ材料で株価が動いたのは、シリコンスタジオ<3907>だ。同社は、「GDC 2016」において、「Mizuchi」「YEBIS」とOculus Riftを組合せたVR技術などについて多くの注目を集めることができたと発表しており、VR関連としての評価があらためてクローズアップされているようだ。
半面、ミクシィ<2121>やグリー<3632>など主力株の一角がさえず、先日に「Lobi」のマネタイズを強化を材料に急騰した反動もあってカヤック<3904>の下げがきつい。アカツキ<3932>も2000円割れとなるなど買い一巡感が強まる展開となった。
■関連銘柄
会社情報
- 会社名
- THE WHY HOW DO COMPANY株式会社
- 設立
- 2004年7月
- 代表者
- 代表取締役会長 田邊 勝己/代表取締役社長 篠原 洋
- 決算期
- 8月
- 直近業績
- 売上高9億0100万円、営業損失5億1400万円、経常損失4億0500万円、最終損失5億8100万円(2021年8月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3823
会社情報
- 会社名
- シリコンスタジオ株式会社
- 設立
- 2000年1月
- 代表者
- 代表取締役社長 梶谷 眞一郎
- 決算期
- 11月
- 直近業績
- 売上高45億5400万円、営業利益2億3800万円、経常利益2億4600万円、最終利益2億円(2023年11月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3907