オートデスク、Google Cloud Platformと協業 「Autodesk Maya 2016」ユーザー向けにクラウドに最適化された新しいZYNCサービスを提供

米オートデスク インクは、Google Cloud Platformと協業して、ビジュアル エフェクト(VFX)業界初の統合的なクラウドベースのストレージ/レンダリング ソリューション「Google ZYNC」を、同社のMedia &Entertainment(M&E)ソフトウェア向けに最適化して提供していくことで合意した。

この協業の最初の成果として両社は、「Autodesk Maya 2016」ユーザー向けに、クラウドに最適化された新しいZYNCサービスを提供する予定で、今後もZYNCサービスに対応した製品やプラットフォームを追加する予定としている。

制作スタジオでは、短納期やワークステーションのダウンタイムなどの課題を抱えている。これに対してクラウドで行うレンダリングは、データセンターのインフラやメンテナンスへの投資が不要で、高品質のビジュアルと高速かつ安全な画像レンダリングを行うことができる。また、大規模な企業でも設備投資を追加することなく既存のレンダリング ファームの容量を拡大することができる。

ZYNC RenderのAutodesk Mayaクラウド レンダリング サービスは本日(4月19日)から提供する。米国における価格は1時間あたり60セントから。ZYNC上ではArnold V-RayとRendermanを含むMayaに対応するレンダラーを利用できる。

▼米オートデスク インクMedia & Entertainment担当上級副社長 クリス・ブラッドショー氏コメント
「クラウドベースのレンダリングによって、さまざまな規模のクリエイティブ スタジオが新たなビジネスの次元に移行でき、プロジェクトの要件に合わせてレンダリングの規模を簡単に設定できるようになります。この新しい付加価値をお客様に提供できることを喜ばしく思います。Mayaユーザーも制作作業の規模を簡単かつ効率的に設定でき、ハードウェアを追加することなくレンダリング容量を拡大できるようになります。Mayaはこのサービスを提供する最初のソフトウェアですが、今後もこの機能を他のM&E製品にも拡げることに注力する予定です」
オートデスク(Autodesk)

会社情報

会社名
オートデスク(Autodesk)
企業データを見る