モバイルファクトリー、1Qは売上高23%増、営業益2.1倍で着地…最高益を更新 位置ゲームの売上高は2.2倍に! QonQでは減収ながら営業益は85%増【追記】

モバイルファクトリー<3912>は、4月22日、2016年12月期第1四半期(1~3月)の連結決算を発表、売上高4億8200万円(前年同期比23.1%増)、営業利益1億5100万円(同2.1倍)、経常利益1億5100万円(同2.4倍)、四半期純利益9600万円(同2.8倍)となった。『ステーションメモリーズ!』(『駅メモ!』)の寄与により、前年同期比では増収増益となり、各利益項目は最高益を更新した。
 

第1四半期期間は、ソーシャルアプリサービスの位置情報連動型ゲームでは、新作ゲーム『ふなっしーのおさんぽ日和』(配信元:フォアキャスト・コミュニケーションズ)を2月29日にAppStore、3月31日にGooglePlayでそれぞれ配信開始した。既存作品のうち『駅奪取』については、東京メトロとのコラボイベントや、北海道新幹線開通に合わせたO2Oイベントなどを実施した。また、『駅メモ!』についても、プロモーションの多角化の一環として、3月23日よりリアル宝探しイベント「リアル宝探し×駅メモ! 東京トレジャー鉄道 100万のお宝を探して!」を開始するなど、ユーザーのエンゲージメントを高めるイベントの強化を行った。

『駅メモ!』は、WEBプロモーションの費用対効果を精査したことにより新規入会者数が減少し、ユーザー数は前四半期(平成27年10月~平成27年12月)と比較して微減となったが、エンゲージメントの高い固定ファンが継続的に遊んでいるため、売上高は前四半期より伸びている。

以上により、位置情報連動型ゲームの売上高は、前年同期比2.2倍、前四半期比でも3.3%増加となった。

一方、ソーシャルアプリサービスのスマートノベルは、新規イベント配信の終了に伴い、前年同期比34.8%減と大幅に売上が減少。コンテンツサービスは、当初計画どおり売上が6.5%減少して推移している。

■QonQでは売上高5%減ながら、各利益項目は大幅増に
業績を四半期推移(QonQ)で見てみると、売上高は前四半期比5.2%減と減収、営業利益は同85.2%増、経常利益は同85.8%増、四半期純利益は同98.5%増と減収ながら大幅増益を達成した。減収の要因は上記の通り、WEBプロモーションを精査して抑制した影響と、スマートノベルの売上が減少したことだ。一方で利益の伸びが大きくなっているのは、売上を伸ばした位置情報ゲームが他社名義タイトルのため、売上に占めるネット売上の割合が上昇した影響で、利益率が上昇したもようだ。
 

なお、2016年12月期通期の予想については、従来予想から変更なく、売上高18億8800万円(前期比7.8%増)、営業利益4億6000万円(同46.6%増)、経常利益4億6000万円(同50.5%増)、当期純利益2億9900万円(同61.6%増)の見込みとしている。
 

 
株式会社モバイルファクトリー
http://www.mobilefactory.jp/

会社情報

会社名
株式会社モバイルファクトリー
設立
2001年10月
代表者
代表取締役 宮嶌 裕二
決算期
12月
直近業績
売上高33億7000万円、営業利益9億4500万円、経常利益9億4000万円、最終利益ゼロ(2023年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3912
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