【速報】モバイルファクトリー、広告宣伝費の抑制で1Qは『駅メモ!』のDAUが大きく減少 半面、課金を行うコアなユーザー増加で売上は順調
モバイルファクトリー <3912> は、4月22日、東京都内で決算説明会を開催した。説明会では、同社の宮嶌裕二代表取締役CEOが今回発表された2016年12月期第1四半期(1~3月)決算における注目のポイントを説明した後、質疑応答が行われた。今回はその中から『ステーションメモリーズ!』(以下、『駅メモ!』)の直近の推移などを中心に取り上げたい。
同社は、1月22日に開催された2015年12月期の決算説明会において、プロモーション効率が下がってきていることを課題として取り上げ、その方針転換を打ち出していたが、この第1四半期は実際にWebプロモーションの削減を行い、広告宣伝費が前四半期比で7000万円削減された。
その影響が見て取れるのが、『駅メモ!』のDAU(日次アクティブユーザー数)の推移で、昨年の12月をピークに、この3ヶ月間は大きく減少する形となっている。
ただ、その一方で、App Store、Google Play両プラットフォームにおける売上ランキングは、ほぼ横ばいの推移となっており、売り上げという観点からは広告宣伝費の削減の影響は出ていないという。
これについて、同社の宮嶌CEOは「ロイヤリティーユーザー(課金を行うユーザー)向けが好調だった」としており、今後もロイヤリティーユーザーとなりやすいオーガニックのユーザー(自分自身でアプリを探して入ってきたユーザー)を増やすプロモーション展開を進めていくもようだ。
(編集部:柴田正之)
会社情報
- 会社名
- 株式会社モバイルファクトリー
- 設立
- 2001年10月
- 代表者
- 代表取締役 宮嶌 裕二
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高33億7000万円、営業利益9億4500万円、経常利益9億4000万円、最終利益ゼロ(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3912