ボルテージ、3Qは営業益97%増と大幅増益 日本語版、英語版とも恋愛ドラマアプリが好調 新作投入のサスペンスアプリは苦戦 QonQは増収減益に

ボルテージ<3639>は、4月28日、2016年6月期の第3四半期累計(7~3月)の連結業績を発表、売上高85億7100万円(前年同期比8.8%増)、営業利益4億4300万円(同97.4%増)、経常利益4億2800万円(同72.1%増)、四半期純利益2億1800万円(同2.3倍)となった。
 

各セグメントごとの状況は以下の通り。

①日本語版恋愛ドラマアプリ
F2Pは、前年同期比でソーシャル専業PF向けが大幅に減少したが、OS系PF向けが大幅に増加し、計画比で若干増加した。P2Pは、前年同期比でOS系PF向け及びキャリア公式PF向けが大幅に減少したが、計画比では若干増加した。全体では72億9600万円(前年同期比9.4%増)となった

②英語版恋愛ドラマアプリ
L10Nは前年同期比で大幅に増加したが、計画を若干下回った。DRAGONは、第3四半期にシリーズ2アプリ目となるタイトルを投入し、おおむね計画通りとなった。US REALは、第3四半期に初のF2Pタイトルを投入し、おおむね計画通りとなった。全体では12億6500万円(同25.8%増)となった。

③サスペンスアプリ
新規タイトルを投入したが、配信開始及びそれに伴うプロモーション展開の後ろ倒しや、初期KPIの不調などにより前年同期比および計画比で大幅に減少し、900万円(同95.2%減)となった。

■QonQでは大幅な黒字転換を達成
業績を四半期推移(QonQ)で見てみると、売上高は前四半期1.6%増の29億1800万円と増収を確保した。一方、営業利益は同20.1%減の2億3000万円、経常利益は同20.7%減の2億2600万円、四半期純利益は同32.6%減の1億1800万円と減益になった。
 

■2016年6月期通期予想は据え置き
2016年6月期の連結業績予想については、従来予想から変更なく、売上高115億円(前期比8.5%増)、営業利益8億円(同71.2%増)、経常利益8億円(同64.8%増)、当期純利益4億円(同72.0%増)の見込み。
 
株式会社ボルテージ
http://www.voltage.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ボルテージ
設立
1999年9月
代表者
代表取締役社長 津谷 祐司
決算期
6月
直近業績
売上高34億5600万円、営業損益9400万円の赤字、経常利益1500万円、最終利益500万円(2024年6月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3639
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