【NDC16】韓国最大級のゲーム開発者向けカンファレンスを開催するネクソンコリアってどんなところ? オフィス見学ツアーをレポート
ネクソン<3659>の連結子会社であるネクソンコリアが、4月26日~4月28日の期間、ネクソンコリアのオフィスおよび近隣施設にて、開催している韓国最大規模のゲーム開発者の祭典「Nexon Developers Conference 16(NDC16)」。
今年で10周年を迎えるNDCは、世界中からゲーム開発者が集いゲーム開発に関するノウハウや経験の共有を目的に、2007年より開催されているカンファレンスだ。
NDC16では、「Diversity(多様性)」をテーマに、ゲーム業界の新たな可能性と今後の方向性を追求。モバイルゲームでは、『HIT』や『野生の地:Durango』など、ネクソンのゲームの事例を通じてゲーム開発および運用経験を共有するセッションが実施されるほか、『Monument Valley』を手掛けたustwo gamesのDaniel Gray氏など、海外の著名なゲーム開発会社を招待し、グローバル市場で競うための知識やノウハウを共有するセッションを開催している。
本稿では、そんなNDC16の開催地ともなっているネクソンコリアのオフィス見学レポートをお届け。現地で働く方々が、どのような環境で業務に取り組んでいるのかをお伝えしていく。
■快適に働くための工夫が見えた、ネクソンコリアオフィスツアー
まず始めに訪れたのは、1Fエントランスから社内に入ってすぐ左手にある1994ホール。NDC16開催時には講演も行われていた。普段は、「ネクソンフォーラム」と呼ばれる社内コミュニティの講演を開催したり、映画上映会が実施されているとのこと。
また、社内の2ヶ所に託児所を併設。30~40人の先生が常駐しており、0歳児の子供から預けられるため、子持ちの方も安心して働けるよう配慮されている。
そのほか、自由に本を読める施設も。こちらは、ネクソンが全世界で105か所運営しているうちの91号店とのこと。
2Fには、多数のミーティングルームが用意されており、毎日、打ち合わせや企画会議などが行われている。
▲2F廊下にはイラスト作品が展示されている。写真は、NDC16開催期間中のため、公募された作品も展示されているが、普段はネクソンフォーラムの中にあるイラストを描くコミュニティに在籍する社員の作品が並べられているとの話。
社員食堂では、毎日、4つのメニューの中から好きなものを選択できる。チームごとに座れる広めのスペースも用意されている。
続いて案内されたのは3Fにあるカフェテリアスペース。ケーキやデザート、ドリンクが用意されており、食事を済ませた後に利用されることが多いという。
さらに、カフェテリアの奥には休憩スペースも。漫画やアーケードゲームの筐体が設置されており、憩いの場として活用されているとか。
▲屋外の休憩スペースもある。
そのほか、スクリーンゴルフなども楽しめるフィットネスジムや、睡眠室、医者と看護師が常駐している医務室、出張の際に必要な保険や宿泊施設の相談などが可能なF1デスクなど、業務をサポートする施設が完備されていた。
▲ジムにはトレーナーが常駐しており、ヨガやクロスフィットなどのグループエクササイズが実施されることもあるとのこと。
▲各階と階を繋ぐスペースには、卓球ゾーンやソファが設けられ、くつろげるようになっている。
最後に、社内唯一の喫煙スペースもあるという屋上へ。希望者が、トマトやレタスといった様々な作物を育てている菜園スペースや、ランニング用に地面の材質が変えられたトラックスペース、運動不足解消のためにも役立っているというバスケットコードなど、社員が快適に過ごせる工夫が随所に見られた。
(取材・文:編集部 山岡広樹)
■関連サイト
会社情報
- 会社名
- 株式会社ネクソン
- 設立
- 2002年12月
- 代表者
- 代表取締役社長 イ・ジョンホン(李 政憲)/代表取締役CFO 植村 士朗
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上収益4233億5600万円、営業利益1347億4500万円、最終利益706億0900万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3659
会社情報
- 会社名
- NEXON Korea(ネクソンコリア)