「職場におけるSNSの利用調査」…各世代で共通してLINEが最多 会社の同僚がSNSに投稿して最も不快に思う可能性がある投稿とは

ウェブクルーは、全国20~40代の男女860人を対象にインターネットアンケートによる「SNSの利用調査」を実施した。今回は職場でのSNSの使い方について、世代別にどのような認識を持っているのかを調査。


■SNSはもう常識。各世代で共通して1位に


「職場で知り合った人と最初に交換するSNSのアカウントはなんですか?」という質問の回答をしたところ、各世代で共通して、「LINE」が1位という結果になった。20代と30代では70%以上、40代でも66%以上がLINEのアカウントを交換すると回答しており、飛び抜けてLINEが多く利用されていることがわかる。

<LINEのアカウントを交換する理由>
「多くの人がLINEを使っているから交換しやすい」(20代女性)
「LINE交換が一番しやすいから」(40代男性)
「仕事とプライベートで必要なので交換します」(30代男性)
「LINEは仕事で必要なので交換します」(30代女性)
「LINEがないと仕事に支障が出るので交換します」(30代男性)

LINEのアカウントを交換する理由を聞いたところ、仕事のツールとしても利用しているというコメントが見られた。LINEがプライベートだけではなく、仕事でも利用する人がいるほど、一般的なサービスになっていることがうかがえる。


■40代はネガティブな内容、20代・30代は仕事関係の投稿が不快SNSがプライベートと仕事で利用されるようになると、投稿する記事の内容にも注意が必要。どういった投稿を不快に感じるのか、「会社の同僚がSNSに投稿していたらもっとも不快に思う可能性がある投稿を選んでください」という質問の回答を基に、世代ごとの比率を以下のようにグラフ化。



20代と30代で「仕事の充実をアピールする投稿」が1位、40代では「仕事にまつわるネガティブな投稿」が1位になった。

40代の大きな特徴として、20代・30代で1位の「仕事の充実をアピールする投稿」がほかの年代の半分以下で9.3%しかなかった。40代で回答の多いものをみると、「仕事にまつわるネガティブな投稿」「忙しさをアピールする投稿」「プライベートにまつわるネガティブな投稿」など、仕事・プライベートに関係なく、ネガティブさを感じる投稿を嫌う傾向がうかがえるという。

一方で、20代・30代は「仕事の充実をアピールする投稿」「仕事にまつわるネガティブな投稿」「忙しさをアピールする投稿」など、ポジティブ・ネガティブに関係なく、仕事に関係する投稿を不快に感じる人が多いよう。逆に「プライベートの充実をアピールする投稿」「プライベートにまつわるネガティブな投稿」など、プライベートな投稿はそれほど不快に感じていない。特に30代は「自撮り写真の投稿」にも寛容。ただ、仕事に関する投稿でも「仕事にまつわる最新動向・勉強の投稿」のような業界情報は不快に思う人が少ないようだ。

プライベートや仕事などで、さまざまな人とつながることができるSNS。職場でのコミュニケーションツールとしての利用も増えていくにつれ、投稿する内容に悩む人も多いのではないだろうか。もしかすると、投稿した内容によっては、知らず知らずのうちに、誰かに不快な思いをさせている可能性があるという。

■調査概要
調査方法: インターネット調査
調査期間:2016年3月
調査エリア:全国
調査対象者:20~40代男女
有効回答数:860

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