KLab Venture Partners、1号ファンドを組成し投資活動を開始…シード・アーリーステージを中心としたスタートアップに投資
KLab<3656>は、5月16日、ベンチャーキャピタル事業を行う子会社KLab Venture Partnersが1号ファンドを組成し、運用を開始したと発表した。1号ファンドは、KLabを含めた国内大手事業会社で構成されており、最終的なファンド総額は15億円となる予定。今後は純投資ファンドとしてシード・アーリーステージを中心としたスタートアップに投資する。
シード・アーリーステージ、特に創業間もないシード期のインターネット企業を対象とする。対象とする企業は、日本だけでなく、米国や東南アジア諸国の企業に投資を行っていく考え。東南アジアにおいてはマニラのグループ会社と連携する。投資するだけでなく、リソースが不足しがちな創業間もないベンチャー企業に対し、経験豊富なキャピタリスト・メンターによる経営支援に加え、KLabグループリソースを活用した事業サポートを行っていく。事業サポートとしては、エンジニアによる開発コンサルティング、営業支援、海外展開支援などを行う予定。
なお、今回、同社の本格的な投資活動開始に伴い、漆山乃介氏と御林洋志氏がパートナーとして加わったとのこと。今後、代表パートナーである長野 泰和氏を含めた3名のパートナーを中心として、投資活動・成長支援に取り組んでいく。
長野泰和氏
KLab株式会社での新規事業開発を経て、2011年12月KLab Venturesの立ち上げに携わり、2012年4月に同社代表取締役社長に就任。2015年10月にKVPを設立、同社代表取締役社長に就任。
漆山乃介氏
JTBを経て、リクルートグループでは主にHR領域において法人向けソリューション・新規サービス開発を担当。その後、参画したベンチャーでプロダクトマネジメント・事業統括を担当。
御林洋志氏
有限責任監査法人トーマツにて株式公開支援業務に携わった後、グローバル・ブレインにてキャピタリストとして複数のベンチャー企業への投資実行・経営支援・エグジット支援に従事。
会社情報
- 会社名
- KLab株式会社
- 設立
- 2000年8月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 森田 英克/代表取締役副会長 五十嵐 洋介
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高107億1700万円、営業損益11億2700万円の赤字、経常損益7億6100万円の赤字、最終損益17億2800万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3656
会社情報
- 会社名
- KLab Ventures