Facebookは、米国時間6月9日、Facebook上で全方位写真を簡単にシェアし閲覧できる「360写真」の提供を開始した。FacebookウェブサイトならびにiOS版、Android版の最新版Facebookアプリで利用できる。
360写真は、全方位写真、全天球写真を簡単にシェアできるサービスで、スマートフォンでパノラマ写真を撮影するか、全方位写真アプリや全方位カメラで360度全方位の写真を撮影し、通常の写真と同じようにFacebookに投稿すると、「360動画」 と同じように没入感のある360写真に変換される。
右上にコンパスのアイコンが表示されるので、ニュースフィード上でも簡単に見つけることができる。携帯端末で楽しむには、写真をタップしドラッグするか、端末を動かすことで写真を操作でき、デスクトップWeb上ではクリックしドラッグするだけ。360写真を使うことで、国立公園の中をハイキングしたり、美術館の中を巡ったり、結婚式に参列したりといった思い出深い瞬間をより臨場感ある形で、友達も一緒にいたかのように体験できる。
また、友達や家族からの投稿だけでなく、著名人やメディア、その他の団体による360写真も楽しめる。たとえばポール・マッカートニーさんが10万人のファンを前にステージに立つ場面や、ニューヨークタイムズ紙による最高裁判所の舞台裏、 NASAによる国際宇宙ステーションの様子などが体験できる。
なお、ニュースフィード上だけでなく、OculusがサポートするSamsung Gear VRでFacebookの360写真を仮想現実空間(VR)の形で楽しむこともできる。対応のサムスンの端末を利用中に写真左上の角の「View in VR(VRで見る)」をクリックし、端末をGear VRにセットすれば、没入感あるVR環境で360写真を体験できる。
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