【TVS】「日本発で世界に通用する5社が出てきた」…Tokyo VR Startups参加企業が手掛ける新機軸のVRコンテンツ 最終プレゼン会を取材
gumi<3903>の100%出資子会社であるTokyo VR Startupsは、6月29日、VRに特化したインキュベーションプログラム「Tokyo VR Startups」(TVS)において、参加企業の最終発表の場として「Demo Day」を開催した。
当日は、米国VR業界の第一人者であるTipatat氏による米国VRの最新事情の講演をはじめ、参加企業5社による各社プロダクトのプレゼンテーション/デモなどが行われ、国内外から150名近くの投資家・企業が参加した。
本稿では、Tokyo VR Startupsの代表取締役社長 國光宏尚氏(兼 gumi代表取締役社長)が登壇した、「Tokyo VR Startups」プログラムの概要を含む開会式を取材。
■「Tokyo VR Startups」の取り組み
開会式では、Tokyo VR Startupsの代表取締役社長 國光宏尚氏が登壇し、VRに特化したインキュベーションプログラム、「Tokyo VR Startups」の概要について説明してくれた。
そもそも本プログラムは、起業家の育成や新たなビジネスを支援する専用のインキュベーションセンターを通じて、日本でのVRのオープンイノベーションを加速させ、日本から世界を目指すプロダクト・サービスを産み出すことを目標としている。参加チームには、ゲームに限らず自由な発想と実現への意欲を持つVRコンテンツを手掛ける5社が名を連ねた。
【参加チーム】
株式会社IcARus(代表:村下 熙)
株式会社 桜花一門(代表:高橋 建滋)
CANDLIFY VR Technologies株式会社 (代表:芳賀 洋行)
株式会社ハシラス(代表:安藤 晃弘)
株式会社よむネコ(代表:新 清士)
各社は2016年1月~6月までの6ヵ月間のプログラムを通じて、VRプロダクト・サービスのプロトタイプ開発を行い、その発表の場となる「Demo Day」が6月29日に実施されたのだ。「6ヵ月前には、まだ会社すら無かったチームも居た。そこからわずか半年で人を集めてプロトタイプの完成にまで至った。日本発で世界に通用する5社が出てきた」と参加チームを称賛した國光氏。
前述したように、当日は国内外の投資家・企業が来場していたこともあり、参加チームとしては自分たちが手掛けたプロダクトを彼らに直接アピールできる場でもある。「Demo Day」のプレゼン次第では、資金面や事業面での支援を得ることで、さらなる成長が期待されるだろう。
なおTokyo VR Startupsでは、参加チームに対して開発や事業成長のサポートをはじめ、国内外の専門家(メンター)からのアドバイスを提供するなど、様々な形で支援。メンタリング・デイやチーム面談、さらには起業が初めての方には、社労士セミナーを開催するなど、まさに至れり尽くせりのサポートを施した。
ここからは「Demo Day」として、「Tokyo VR Startups」プログラム参加チームによる最終発表が行われた。各チームのプレゼン模様やサービス概要については、下部の記事からチェックしてほしい。
■プログラム第2期、7月1日から募集開始
当日は、「Tokyo VR Startups」プログラム第2期の開催も発表された。スケジュールは下記の通り。応募はTokyo VR Startupsの公式サイトから7月1日より開始。
【プログラムスケジュール】
・7月1日 参加者募集開始
・7月29日 応募締切
・8月 選考審査
・9月 プログラムスタート
・11月末 Demo Day1
・2月末 Demo Day2
(取材・文:編集部 原孝則)
(取材・撮影:編集部 和田和也)
(取材・撮影:編集部 和田和也)
■Tokyo VR Startups
会社情報
- 会社名
- Tokyo XR Startups株式会社
- 設立
- 2015年12月
- 代表者
- 代表取締役 川本 寛之