ゲームソフト開発のトーセ<4728>は、7月7日、2016年8月期の連結業績予想を4月7日に発表した修正予想値より再度下方修正した。売上高は従来予想の54億7300万円から48億900万円(増減率12.1%減)、営業利益は同4億7000万円から1億3600万円(同71.0%減)、経常利益は同4億4400万円から4700万円(同89.3%減)となり、当期純損益は同2億2700万円から4300万円の赤字へと赤字転落する見通しとなった。
ゲームソフト開発事業およびモバイル開発事業において、ロイヤリティ売上が好調に推移するものの、スマートフォン向け大型ゲームの開発案件において、開発初期段階で実施した作業の成果物を開発中盤以降に大きく改修する必要が生じ、本案件の対応に多数の要員を投入した影響により、予定していた案件に要員を確保することができず、想定どおりの受注が行えなかったことなどが売り上げに響いた。
利益面では、英国のEU離脱問題に伴う急激な円高で、外貨建資産の評価損や為替差損が拡大したことも影響している。
また、同日発表された第3四半期累計(9~5月)の連結決算は、売上高30億6400万円(前年同期比14.7%減)、営業利益1億3600万円(同48.2%減)、経常利益9600万円(同77.7%減)、四半期純利益2000万円(同92.3%減)となった。
前述のスマートフォン向け大型ゲームの影響による損失額を原価に計上したことに伴って、売上総利益が減少したほか、前年同期は為替差益を計上したのに対して今期は外貨建資産の評価損や為替差損を計上したことで利益が大きく減少している。
開発完了タイトル数は、家庭用ゲーム機向け13タイトル、パソコン向け2タイトル、携帯端末向け11タイトルの合計26タイトルとなった。
なお、2016年8月期通期の予想については、前述の通り下方修正されており、売上高が前期比13.8%減、営業利益は同73.7%減、経常利益は同92.9%減となる見通し。
ゲームソフト開発事業およびモバイル開発事業において、ロイヤリティ売上が好調に推移するものの、スマートフォン向け大型ゲームの開発案件において、開発初期段階で実施した作業の成果物を開発中盤以降に大きく改修する必要が生じ、本案件の対応に多数の要員を投入した影響により、予定していた案件に要員を確保することができず、想定どおりの受注が行えなかったことなどが売り上げに響いた。
利益面では、英国のEU離脱問題に伴う急激な円高で、外貨建資産の評価損や為替差損が拡大したことも影響している。
また、同日発表された第3四半期累計(9~5月)の連結決算は、売上高30億6400万円(前年同期比14.7%減)、営業利益1億3600万円(同48.2%減)、経常利益9600万円(同77.7%減)、四半期純利益2000万円(同92.3%減)となった。
前述のスマートフォン向け大型ゲームの影響による損失額を原価に計上したことに伴って、売上総利益が減少したほか、前年同期は為替差益を計上したのに対して今期は外貨建資産の評価損や為替差損を計上したことで利益が大きく減少している。
開発完了タイトル数は、家庭用ゲーム機向け13タイトル、パソコン向け2タイトル、携帯端末向け11タイトルの合計26タイトルとなった。
なお、2016年8月期通期の予想については、前述の通り下方修正されており、売上高が前期比13.8%減、営業利益は同73.7%減、経常利益は同92.9%減となる見通し。
会社情報
- 会社名
- 株式会社トーセ
- 設立
- 1979年11月
- 代表者
- 代表取締役会長 齋藤 茂/代表取締役社長 渡辺 康人
- 決算期
- 8月
- 直近業績
- 売上高46億1500万円、営業損益5億2200万円の赤字、経常損益5億100万円の赤字、最終損益2億6000万円の赤字(2024年8月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4728