enish、第2四半期は減収・赤字幅縮小 不採算タイトルの譲渡や海外拠点の縮小などコスト削減策が奏功 4-6月期はQonQでは赤字幅拡大

enish<3667>は、7月28日、第2四半期累計(2016年1~6月期)の決算を発表し、売上高25億0800万円(前年同期比21.9%減)、営業損益1億5800万円の赤字(前年同期6億2700万円の赤字)、経常損益1億6600万円の赤字(同6億3000万円の赤字)、最終損益2億3800万円の赤字(同10億5000万円の赤字)となり、減収・赤字幅縮小となった。

 


同社では、海外拠点の整理・縮小、人員数の最適化、不採算が見込まれるタイトルの譲渡、凍結を実施するなどコスト管理施策の効果があらわれ、積極的なプロモーションを実施しているなかでも、前事業年度と比較しても損益水準が改善しているという。最終損益については、本社の賃貸借契約を一部解約し、減損損失の計上したとのこと。

売上については、既存タイトルに関しては、機能追加及び運営品質の改善を行い、引き続き売上収益に貢献したという。また新規タイトルについては、1月にリリースした「12オーディンズ」の売上高が好調に推移し、さらに運営体制を強化していくことで今後の収益寄与が期待される、としている。

このほか、バンダイナムコエンターテインメントが配信を開始した「仮面ライダー バトルラッシュ」の開発協力を行っていることも明らかにした。

なお、第2四半期(4~6月期)の数字を見ると、売上高12億3700万円(前四半期比2.7%減)、営業損益1億1700万円の赤字(前四半期4100万円の赤字)、経常損益1億2300万円の赤字(同4300万円の赤字)、最終損益1億9500万円の赤字(同4300万円の赤字)となり、減収・赤字幅拡大となった。四半期業績の推移をグラフにすると、以下のとおり。
 


 
■2016年12月期の見通し

2016年12月期の業績予想は非開示。モバイルゲーム市場を取り巻く環境の変化が激しく、事業も短期間に大きく変動する可能性があることから、信頼性の高い通期の業績予想数値を算出することが困難なため、と説明している。
株式会社enish
http://www.enish.jp/

会社情報

会社名
株式会社enish
設立
2009年2月
代表者
代表取締役社長 安徳 孝平
決算期
12月
直近業績
売上高35億800万円、営業損益12億600万円の赤字、経常損益12億6500万円の赤字、最終損益13億7400万円の赤字(2023年12月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3667
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