『艦これアーケード』が稼働を開始し、全国のゲームセンターでプレイ待ちの行列が発生するなど好調と伝えられているが、セガサミーホールディングス<6460>のアミューズメント施設の業績も好調だったようだ。国内既存店舗の売上高は前年同期比で実に11.2%増と大きく伸びたとのこと。さらに「決算補足資料」に記載された業績を見ていくと、売上高は同1%増の88億円にとどまるものの、営業利益は6億円と前年同期に比べて6倍となった。同社によると、『艦これアーケード』だけでなく、新作ゲームや、いわゆるクレーンゲームなどのプライズなどの運営強化も寄与したという。
その一方で、アミューズメント機器分野については苦戦した。売上高が同18%増の103億円、営業損益1億円の赤字(前年同期4億円の赤字)と収益が改善したものの、引き続き赤字だった。新作タイトル『艦これアーケード』が好調な滑り出しとなったものの、新機種の導入や、ラインナップの拡充を進めているカジノ機器において、研究開発費などの先行費用が発生したためだ。
『艦これアーケード』については、4月26日に抜錨したばかりの新艦。アミューズメント施設の業績への寄与は実質2カ月ほどであった。次の四半期ではフルに寄与するだけでなく、導入店舗も増えていることを考えると、第1四半期以上の収益が期待されるところである。
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会社情報
- 会社名
- セガサミーホールディングス株式会社
- 設立
- 2004年10月
- 代表者
- 代表取締役会長 里見 治/代表取締役社長 グループCEO 里見 治紀
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高4678億9600万円、営業利益568億3600万円、経常利益597億7800万円、最終利益330億5500万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 6460