モノビットは、CEDEC2016にてCTO中嶋謙互氏によるセッション「第一回VRクラウド開発者会議」のゲスト登壇者を発表した。イベントでは登壇者とともに「VRクラウド」を様々な角度から講演するという。またセッション聴講者には5種の特製缶バッヂをガチャにて配布される。さらに、同社のブースではエンジニアが常駐しており、マルチプレイ実装などの相談や、「Monobit Unity Networking」を利用したサンプルデモの体験が可能だ。
■主催登壇者
株式会社モノビット
最高技術責任者(CTO) 中嶋 謙互氏(メインプレゼンター)
1974年京都に生まれ、小学生の時からゲームプログラミングを始める。96年、世界初のJavaアプレットを用いたMMORPGを制作、いくつかのMMORPGが成功した後、2001年にはオンラインゲーム用ミドルウェアVCEを開発し、約50社で利用され、日本のオンラインゲームの黎明期を創出。その後、国民的人気シリーズのMMORPGをはじめ、様々なネットワークゲームの開発に従事。また、シンラ・テクノロジー社ではクラウドゲーム用SDKの開発を主導。著書に「オンラインゲームを支える技術 -壮大なプレイ空間の舞台裏」(技術評論社)、CEDECなど講演実績多数。
株式会社モノビット
代表取締役社長 本城 嘉太郎氏
1978年生まれ。神戸出身。
19歳の時に出会ったUltimaOnline、Diabloに衝撃を受け、将来ネットワークゲー ムを作ると決意。システムエンジニア、コンシューマゲームプログラマを経て、2005年にネットワークゲーム制作会社モノビットを創業。20タイトル以上のネットワークゲームの開発と運営を手がける。2013年にゲーム向け通信ミドルウェア『モノビットエンジン』を販売開始。個人活動として、Cマガジン記事執筆、CEDEC講演、スッキリ!!出演など。
■ゲスト登壇者
株式会社サーバーワークス
代表取締役 大石 良氏
1973年新潟市生まれ。東北大学経済学部を卒業後、丸紅株式会社でISP事業に従事。2000年にサーバーワークスを設立し、2008年に国内で初めてAWSのデリバリーを始めたクラウドインテグレーターとして注目を浴びる。同社は2014年にグローバルでも40社超しかいないAWSのプレミアコンサルティングパートナーとして認定を受ける。翔泳社主催のDevelopers Summit 2013ではスピーカーとしてベストバリュー賞を受賞。全国の情報産業サービス協会、AWSユーザー会、経済産業省セミナー等講演多数。
NTTコミュニケーションズ株式会社
技術開発部 担当課長 大津谷 亮祐氏
1975年生まれ、京都府出身。 1997年にNetscapeに触れたのがきっかけとなり、Webを仕事にすることを決心。ベンチャーを経て、2001年 NTTコミュニケーションズに入社。 ブロードバンドの導入期・成長期に、数々の映像配信/音楽配信サービスを立ち上げた。2012年から、研究開発部門でWeb技術チームのリーダを務め、HTML5の技術情報を発信するWebメディア「HTML5 Experts.jp」やWebRTCプラットフォーム「SkyWay」を提供中。
株式会社オキット
取締役 土橋 ひとし氏
東京都渋谷区出身。1998年にICTサポート会社である株式会社ドヴァを設立。その後、沖縄での案件依頼をきっかけに2012年沖縄に琉球大学との産学連携で地域IXおよびISP事業者である株式会社オキットを設立。新O I X®を主軸に沖縄県内外、海外を飛び回る日々。
※O I X:地域IXサービス
■セッション内容
CEDEC 2016において、モノビットとパートナー企業が発起人となり、世界で最初となる "VRクラウド開発者会議" をスタートさせる。VRクラウドとは、クラウドを用いた通信を活用したVRアプリのための、新しいカテゴリです。マルチプレイゲームはもちろん、複数人によるリアルタイム共同作業を行うもの、音声や映像の共同視聴アプリなどを含んでいる。
VRクラウドを実現するためには、通信遅延やスループットなどの点にとどまらず、既存のオンラインゲーム開発の技術では足りないことがわかってきている。そこで、本セッションでは、VRクラウドで今後必要となる低遅延・広帯域通信技術の概要と、具体的な開発課題について共有を行う。最後に、VRクラウドにおけるモノビットのビジョンを紹介し、現在のモノビットの製品や技術の位置付けを、共同で製品開発しているパートナー企業とともに紹介する。
【モノビットブースについて】
■「VRクラウド開発者会議」賛同者用グッズを用意!
「VRクラウド開発者会議」を聴講した方にガチャガチャチケットを配布。そのチケットを持ってモノビットブースに行くと、「VRクラウド開発者会議」オリジナル特製缶バッジがあたるガチャガチャを行うことができる。なお、缶バッジは5種類を用意、数量がバラバラの為、レアなバッジも存在も?
■「Monobit Unity Networking」デモ概要
7月のアップデートを受け、マッチング機能の追加などが行われた「Monobit Unity Networking」を利用したサンプルデモを使用して、MUNの使い心地を体感することができる。また、ブースではエンジニアが常駐しているので、マルチプレイ実装などのご相談もできる
製品HP:http://www.monobitengine.com/mun/
■VR体験デモ概要
このVRデモはジオラマ内で模型の戦艦を使って対戦を行うオンライン対戦ゲームをイメージし制作されている。VR体験は2つのパートに分かれており、「VR空間内で模型の戦艦を掴みジオラマに配置する」という「Oculus Touch」独特の直感的な操作を体験するパートと、「3人vs3人」のリアルタイム通信対戦を模したデモンストレーションパートの体験が可能だ。
■「Monobit VR Cloud」の開発について
株式会社モノビットのミドルウェア事業部では、『モノビットエンジン』というリアルタイム通信エンジンを開発、販売しており、ネットワークゲームの基幹技術について高いノウハウを持っている。その最先端のネットワークテクノロジーとCTOの中嶋 謙互により「VRクラウド」の開発を行い、VR内で世界中の人々が集えるVRオンラインコンテンツ制作をスムーズに行える環境を提供する。
■関連サイト
会社情報
- 会社名
- monoAI technology株式会社
- 設立
- 2013年1月
- 代表者
- 代表取締役社長 本城 嘉太郎
- 決算期
- 12月
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 5240