いつもお世話になっております。板垣です。
8月17日、巷で話題のHADOという「テクノスポーツ」を体験する機会をいただきまして、さっそく参加してきました。
これは思った以上に体を動かす必要のある、まさに「新しいスポーツ」でした!
● 「テクノスポーツ」って?
頭にヘッドマウントディスプレイをつけて、仮想と現実の混ざった空間の中で実際に動きながら戦うスポーツですね。
ヘッドマウントディスプレイといっても、VR(仮想現実)デバイスとは違い、現実の世界の中に仮想の物体を出現させるタイプのAR(拡張現実)を使ったタイプのモノです。
なので、現実世界の中で魔法とか使ってる気持ちになれる感覚が強いのが特徴です。
まさに新世代スポーツといった所でしょうか。
● 「HADO」って?
「HADOは、体を動かして技を発動させ、フィールドを自由に動き回り、味方と連携して楽しむ『テクノスポーツ』です」
公式サイトにはこう書かれています。(実際に体験してみても、その通りといった感じでした。流石ですね。)
流れとしては、まず事前に、腕に「筋肉の動きに反応する機械」を付けます。その後、スマートフォンをセットさせるタイプのヘッドマウントディズプレイを頭に付けます。
ヘッドマウントディスプレイ越しにスマホを見ると、あら不思議、目で見えてる世界に色々なパラメータが出現。
かめはめ波的な感じで腕を動かすと、そこから「エナジーボール」が出る、という仕組みです。
そのエナジーボールを、相手の体に向かって打って、制限時間内で相手にたくさんのダメージを与えた方が勝利という、シンプルなルールです。
● どんな感じ?
3v3のチーム戦で、トーナメント方式でした。
フィールド上を駆けまわって戦うイメージです。
↓こんな感じ↓
ちなみに私のチームは、残念ながら初戦敗退となってしまいました。。。たぶん私のせいです。すいません。
● e-sportsへの道
基本の戦略としては、「味方がバリアで防御して、後ろからボールを投げる」といった軽めのモノがありますが、まだそこまで確立されていなのが現状だと思います。
というわけで、まだ誰でもトッププレイヤーになれる可能性がありますね!
今後の市場拡大に期待って感じです。
あとは、「知らない人が見ていて楽しいかどうか」というアプローチからすると、やはりもっとモニター部分をアピールした方が良かったかなと思いますね。
なぜなら、一般客がHADOを現地で見ると、こんな感じになるからです。
最初の動画に比べると、少し見劣りしてしまいますね。
例えば映画館のような見る人達専用の場所を用意して、実際の試合会場は裏で行われてる感じの方が良いかもしれません。
戦っている人達をその場でそのまま見ると、どうしても迫力に欠けるのと、プレイヤー同士の駆け引きも、見ている側に伝わりづらいかもしれないので。
● 今後に関して
サッカーや野球と同じように、あくまでHADOは新しいスポーツのルールです。
なので、まずはプレイ人口を増やしていくことが大事ですよね。
そこから、可能であればプレイするにあたって必要になるグッズの販売などでのマネタイズ。
そして、ちょっとずつHADO界のヒーローが生まれ、ファンが増え、「見ているだけでも面白いコンテンツ化」していく。
見ている人が実際にプレイをしたくなって、さらにプレイ人口が増えていく、、、そういうサイクルに持っていけると良いなぁと、個人的には思いました。
同じエンタメ業界として、切磋琢磨&助け合っていきたいです。これからもヨロシクお願いします!(と、勝手に言ってみる)
スマホを手で操作するe-sportsだけではなく、スマホを使って実際に体を動かすe-sportsの可能性を感じさせる、そんな新スポーツ「HADO」でした。
【過去記事アーカイブ】
■第5戦「e-sports大会のRAGEに行ってきた!」
■第4戦「ポケモンGOをe-sports化したらどうなる?」
■第3戦「ゲーム内に大会機能を同梱するのは、e-sports化の近道??」
■第2戦「『にゃんこ大戦争』を、もしe-sports化しようとしたら、どうなる??」
■第1戦「『クラッシュ・ロワイヤル』はe-sportsタイトルとなりえるのか?」
●こんなゲーム作りました!
斬新な将棋ゲーム作ってみました。
将棋を知らなくても遊べるので、ぜひやってみてください!
著者
板垣護
ポノス株式会社、e-sports事業の総括。 兼、ヤルキマントッキーズ合同会社、CEO。
最近の一言
「体を動かす度に、自分がオッサンであることにハッっとする日々」
会社情報
- 会社名
- ポノス株式会社
- 設立
- 1990年12月
- 代表者
- 辻子禮子、辻子依旦
- 決算期
- 11月
- 上場区分
- 非上場