【サービス終了、その瞬間】enish『五等分の花嫁 五つ子ちゃんはパズルを五等分できない。』…ファン達の感謝の言葉がライスシャワーのように降り注ぐ

スマートフォンアプリ市場は、日々新作ゲームがリリースされる。その一方で、様々な事情により惜しまれつつサービスが終了してしまうゲームも少なくはない。

gamebizでもサービス終了に関する記事（関連情報）を取り上げている。

それら記事を読み、「あと数ヵ月後に終わるのか…」と思うが、サービス終了発表～サービス終了当日までの期間、そのゲームについて追ってはいなかった。

そこでgamebizでは、それらゲームのサービスが終了する瞬間に立ち会って、ゲーム内でどのような事が起こったのかを伝える「サービス終了、その瞬間」を展開している。

今回は、2025年6月30日22時をもってサービス終了となった、enish<3667>の『五等分の花嫁 五つ子ちゃんはパズルを五等分できない。』（以下、ごとぱず）をピックアップする。

◆enish『ごとぱず』（Since 2020 to 2025）

まずは『ごとぱず』の概要について。

『ごとぱず』は「五等分の花嫁」初のゲームアプリで、一花・二乃・三玖・四葉・五月の五つ子たちとキズナを深めながら物語を進めていくラブコメパズルゲーム。プレイヤーは、主人公・上杉風太郎になりきり、原作ストーリーはもちろん、週刊少年マガジン編集部完全監修の新作ストーリーをフルボイスで体験できる。

本作は2020年10月27日よりサービスを開始しており、サービス開始から約4年8ヵ月でのサービス終了となった。

◆タイトル発表からサービス終了までの歴史を振り返る

続いて、『ごとぱず』発表からの歴史を振り返っていこう。

本作は、enishが2020年5月27日に、アニメ「五等分の花嫁」初となるゲームアプリとして制作を決定し、2020年内に配信予定であると発表。あわせてティザーサイトや公式Twitterアカウントが公開となった。（関連記事）

タイトル発表から約2ヵ月後の2020年8月8日には事前登録受付がスタート。事前登録者数は、リリース前日の2020年10月26日時点で50万人を突破した。

そして2020年10月27日、ついに『ごとぱず』がリリース。

リリース初日である10月27日に100万ダウンロードを突破し、AppStore 無料ゲームのダウンロードランキングで『ごとぱず』は1位を獲得している。

ちなみに、2020年11月2日のenish決算記事にて、同社は『ごとぱず』について「想定を上回る水準で推移」とコメントした。（関連記事）

また、同年11月6日からは、週刊少年マガジン編集部完全監修のゲームオリジナルストーリーをフルボイスで楽しめるイベントを開催した。なお、週刊少年マガジン編集部完全監修のイベントはその後も定期的に行われ、プレイヤーを楽しませてくれた。

翌年の2021年2月24日、『ごとぱず』は555万ダウンロードを突破した。そして同年3月25日には、『ごとぱず』の繁体字版が台湾、香港、マカオにて配信開始され、海外展開も始動したのだった。

以降の『ごとぱず』の施策や動向については、gamebizのバックナンバーや公式Xを遡ってチェックしてみてほしい。（全部振り返ってたら長文になっちゃうゆえに…）

そして2025年5月30日、『ごとぱず』のサービスが2025年6月30日22時をもって終了することが発表となった。（関連記事）

◆1週間前からプレイ…有終の美（サ終）を見届ける

『ごとぱず』の発表からサービス終了決定までの流れをお届けしたところで、ここからはサービス終了1週間前の2025年6月24日からログインしたプレイ記録をダイジェストでお届けしよう。

まずはいつものようにアプリをインストールだ。

ゲームの導入部分を読み進めて、最初に利用できるガチャを引いたところで、ゲームデータのダウンロードが始まったよ。

約4年8ヵ月の歴史があるだけに、まぁまぁなデータ量でなかなかに時間がかかりそうなので、またまた脱線でもしようか。

と言っても、『ごとぱず』の原作である「五等分の花嫁」については人気作品ということで存在自体は知っているものの、その知識は皆無に等しい。知ったかぶりしてファンの皆様に怒られたくないので、ジョージ・●シントンのように今のうちに正直に明かしておきますわ。

「五等分の花嫁」については疎いながらも、中野さんとこの五つ子ちゃんの事は色々な所で見聞きしているから、何となーく知っている。

ちなみに筆者が五つ子の中で誰が好きかっていうと……作品に精通していない奴の好みなんざ知りたかないねって感じだろうけど、筆者は中野三玖推しだよ。昔昔、別に中野三玖を意識していたわけじゃないけど、筆者も首にヘッドホンかけて生活していた時期があったもの。従って、筆者と中野三玖はデスティーノ、すなわち運命的な何かで繋がっているのかもしれない。

あと、「五等分の花嫁」って舞台化されていて、筆者が陰ながら見守っている日向坂46の四期生が出演していたんだよね。ちなみに筆者と日向坂46のデスティーノ、すなわち運命的な何かの繋がりについては、こちらの関連記事を後で読んでくださいまし。

そんなこんな脱線したところで、データのダウンロードが終わった。

妹の上杉らいはちゃんからパズルのいろはを教えてもらいながら、筆者は五等分パズルのストーリーモードを進めていった。

▲妹ちゃんは料理作ってくれたり、アシストしてくれたりと、実に有能である。

▲そう言えば、サービス終了を受けて、運営からこれまで遊んでくれたユーザーに向けてゲーム内アイテムが配布されていたよ。

パズルはシンプルなルールながら、ステージが進むと出てくる色々なギミックがいい感じのスパイスになっていて、遊んでいて普通に面白かったよ。

それからストーリーを読み進めていると、序盤だからほんの少しだけども五つ子たちの人となりがわかったような気がする。皆、それぞれ個性的な子なのね。

それからサービス終了までの期間、筆者はただひたすらに、ただがむしゃらに五等分パズルのストーリーモードを進めていった。

▲パズルの息抜きとして利用できるガチャは引きまくったよ。

撮影したスクショ、ほとんど中野三玖が写ってるものばかりだな、なんて思っていたら『ごとぱず』のサ終当日を迎えていた。

そう言えば今回は22時にサービス終了となっている。に、に、にじゅうにじ！？（いしのようこ風に）

いままで看取ってきたアプリは平日のお昼前後とか夕方にサービス終了するケースが多かった。例外として、日曜日の19時2分に終わったタイトルもあったけど（関連記事）

そういう意味で、に、に、にじゅうにじ！？（いしのようこ風に）　業務時間外って事は筆者的には「サービス残業、その瞬間」ですな。

というわけで、終了30分前の21時半頃に最終ログインをしたよ。

前回、この企画で取り上げたタイトルでは、フレンドが全然できなくて困り果てたという苦い経験をしたけど（関連記事）、『ごとぱず』に関しては、なんとかかんとか数名のプレイヤーさんとフレンドになることができた。

フレンドの皆さんもサ終直前に最終ログインをしていたようだ。筆者はフレンドさんたちに最後の挨拶をしておいた。

サービス終了まで、残すところあと数分となった。ここで筆者は、ワールドというチャットルームを覗いてみることにした。するってーと……。

おぉ、『ごとぱず』プレイヤーの皆さんが、最後の瞬間を見届けようと大挙してログインしている！　そして『ごとぱず』への熱きメッセージを寄せている!!

残り1分になると、ものすごいスピードで新着メッセージが次々と表示されていった。『ごとぱず』ファンの熱量、恐るべし！

時計の針が22時を回った。とあるプレイヤーさんが最後に「あ」というメッセージを送ったところで……。

こうして、『ごとぱず』は約4年8ヵ月の歴史に幕を下ろしたのだった。

▲サービス終了後の公式X（Twitter）。

©春場ねぎ・講談社／「五等分の花嫁∬」製作委員会 ©G Holdings Co., Ltd. ©enish,inc.

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