CyberZ、人工知能を活用したサービス開発を目的とした「AI技術推進室」を設立…第一弾として「F.O.X」におけるTVCM分析機能を提供開始

サイバーエージェント<4751>の連結子会社CyberZは、人工知能を活用した広告の自動化・効率化、並びにアドテクノロジー分野におけるサービス開発を目的とした「AI技術推進室 (AITEC:アイテック)」を設立したことを発表した。第一弾として、同社が提供するスマートフォン広告向け効果測定ツール「F.O.X」におけるTVCM分析機能の提供を開始した。

人工知能(AI:Artificial Intelligence)の市場規模は2015年に3兆円、2050年には8兆円になると予想されているだけでなく、WEB広告・レコメンデーションの分野単体の市場においても2015年には5,666億円、2020年には1兆円に近い規模の市場に成長すると予想されている(※野村総合研究所作成資料より)。特に人工知能の中でも機械学習や深層学習の研究分野はWEB広告における広告の自動最適化やオートメーションに活用できると注目を集めている。

「AITEC」では、同社が既に所有するアドテクプロダクトにおけるAI技術の導入やAI技術を活用した新サービスの開発に取り組んでいく。その第一弾として同社が提供するスマートフォン広告向け効果測定ツール「F.O.X」にて、機械学習を用いたTVCM分析機能をローンチした。これは、今までのスマートフォン広告分析に加え、TVCMにおけるプロモーション効果の分析が可能になるというもの。本機能はTVCMによるアプリのインストール、アプリ起動などのリエンゲージメント効果やWEB広告への影響を分析することが可能となる。

さらにゼータ・ブリッジが保有する「TVCMメタデータ」と連携し、関東圏のCMをモニタリングすることがF.O.X上で可能になる。「TVCMメタデータ」はゼータ・ブリッジ独自の自動認識エンジンを活用してテレビCMの放送履歴を生成している。

同社は創業以来スマートフォン広告事業の発展に従事しているが、今後はAIの技術を活用することで、より一層、企業のスマートフォンプロモーションの問題解決や効果向上への寄与を目指すとともに、広告効果の最適化に努めていく方針だ。

 
株式会社CyberZ
https://cyber-z.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社CyberZ
設立
2009年4月
代表者
代表取締役社長CEO 山内 隆裕
決算期
9月
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