Wright Flyer Studiosは、9月12日、六本木 ニコファーレにおいて、『追憶の青』リリース直前発表会を開催した。
当日は、ゲーム概要の紹介やゲーム実況、クリエイター対談など3部構成で進行。アメリカザリガニの柳原哲也さんが総合MCを務めたほか、スペシャルゲストの中島美嘉さんをはじめ、ゲーム実況者である最終兵器俺達・こーすけさん、ドグマ風見さん、さらにゲームDJの安藤武博氏、ベイシスケイプ・岩田匡治氏、Romancework・田中豪氏、『追憶の青』開発チームからプロデューサーのスガP、ゲームディレクターのまさるさん、アートディレクターの河村岳氏らが登壇した。
■中島美嘉さんとのタイアップが発表された第1部
▲『追憶の青』登場キャラに扮したコスプレイヤーと共に登壇した司会の柳原さん。
▲第1部で、ゲーム紹介や今後の展開を発表したスガP(写真左)とまさるさん(写真中央)。
イベントが始まると、柳原さん、スガP、まさるさんの3名が登壇。『追憶の青』のゲーム概要を紹介したほか、現在実施中の事前登録者数が70万人を突破したことや、LINEマンガアプリでのマンガ化、LINEスタンプの配信が決定したことなどを新情報として発表した。
▲『追憶の青』は、作り込まれたアニメーションや、縦持ち&片手で遊べるのが特徴的な2D横スクロールアクションであるとスガPが紹介。
▲マンガ版「追憶の青」は、ゲームリリースから間もなく連載開始を予定しているとのこと。
▲LINEスタンプは無料で使用することができる。
続いて、歌手である中島美嘉さんとのタイアップについての続報を公開。中島美嘉さんからのメッセージムービーと、イメージソングとして既に発表されている「ビルカゼスイミングスクール feat. SALU」を起用したプロモーションビデオが初公開された。
【中島美嘉さんからのメッセージムービー】
【「ビルカゼスイミングスクール feat. SALU」タイアッププロモーションビデオ】
さらに、中島美嘉さんご本人をキャラ化した「奇跡の歌姫 ミカ・ナカシマ」が作中に登場することを発表したが、ここでスガPから「ミカ・ナカシマは、声を失って禁術に手を染めてしまった」と説明があったところでステージに異変が……。
▲傷ついた人々を癒す歌姫として登場するとのこと。
▲イベント内では、「ギガントミカゾンビ」としてフリオたちの前に立ちはだかることに。中島さんからの要望もあり、凶悪なボスに仕上がっているという裏話も。
▲さらに、ギガントミカゾンビに扮したご本人がステージに登場!メイク完成まで3時間かかったとの話。
最後に、11月2日、約1年ぶりとなる中島さんのオリジナルCD「Forget Me Not」が発売されることが決定。映画「ボクの妻と結婚してください。」の主題歌である「Forget Me Not」は、切なさの中にも温かさの込められた壮大なバラードに仕上がっているとのこと。また、本CDのカップリング曲に「ビルカゼスイミングスクール feat. SALU」が収録されているという。
■1秒が勝敗を分けた白熱のタイムアタックが実施された第2部
続く第2部では、引き続き、柳原さんが司会を担当。人気ゲーム実況者のこーすけさん、ドグマさんらが登壇し、スガP、まさるさん解説のもと、クエストのクリアタイムを競う「ゾンビ争奪!実況者対決!」が行われた。
本コーナーでは、タイムアタックを行い、その勝者は「ギガントミカゾンビ」が出現するクエストへの挑戦権が得られ、敗者はゾンビメイクの罰ゲームが待っている。そのほか、該当のツイートをリツイートすることで、勝者のサイン入り追憶の青Tシャツを抽選で3名にプレゼントする、視聴者参加型の企画も催された。
まずは小手調べと言わんばかりにクエスト1-1「オズマの置き土産(HARD)」に挑戦。序盤のステージのため、「如何にボスとして出現するゴブリンキングを攻略するかがカギになる」とアドバイスを送った。
▲周囲のガヤにも負けず、コンボを繋げて好タイムを叩き出したこーすけさん。
▲キャラチェンジを駆使して戦ったドグマさん。
結果は、こーすけさん「1分10秒」、ドグマさん「1分11秒」という超接戦でこーすけさんが勝利。ここで勝ったこーすけさんが、決戦のパートナーとして「大分県が生んだ奇跡の裏拳王」と呼ばれるスガPを選び、こーすけさん・スガPチーム対ドグマさん・まさるさんチームのマルチプレイで雌雄を決した。
▲2戦目に使用されたクエストは、先ほどより強力なボスが出現する「銀のクライトン登場(HARD)」。
▲こーすけさんが前面から攻め、スガPが奥の敵を処理すると役割分担をはっきりさせた作戦を実行した、こーすけさん・スガPチーム。
▲「美しき死神」と称されたまさるさんは、事前登録者数70万人突破で全ユーザーに配布が決まった★4キャラ「シュバイツァー」を使用。
結果は、こーすけさん・スガPチームが「1分39秒」、ドグマさん・まさるさんチームが「2分10秒」となり、世界初公開となるギガントミカゾンビへの挑戦権はこーすけさんが獲得する形となった。
▲こーすけさん、スガP、まさるさんがギガントミカゾンビと戦う後ろでゾンビ化メイクを進めるドグマさん。
こーすけさんがアタッカーを、スガPが回復を、まさるさんが遠距離攻撃を担当。非常に強力なギガントミカゾンビに苦戦しつつも、魔石解放などを使用して見事勝利し、第2部の締めとした。
▲クエストに挑戦している間にドグマさんのゾンビメイクが完成。
■シナリオ、音楽、イラストについての制作秘話が語られた第3部
第3部では、司会進行をゲームDJの安藤さんに交代し、岩田氏、田中氏、スガP、まさるさん、河村氏ら、クリエイター5人を相手に気になる制作事情をたっぷりとインタビュー。気になる3つのキーワードからトークを展開した。
▲ゲームの世界観に合わせ、「酒場」っぽくお酒が振る舞われる場面も。左から順に、安藤さん、岩田氏、田中氏、スガP、まさるさん、河村氏。
本作では、メインシナリオからイベントまで、全てのシナリオをRomanceworkが担当している。田中氏は、「それぞれに自分の正義に基づいた行動や信念を持った、勧善懲悪でない話を」という要望から『追憶の青』のシナリオを作り始めたと語った。
また、シナリオは初期リリース時点で3章まで公開。10章構成で1部となっており、現在開発は第2部まで進んでいることが明かされた。
安藤さんの気になるキーワードとして発表された「イキナリ父と対峙!?」についてスガPは、本作の物語が第10章から始まることを披露。田中氏は、「この世界において絶対的な英雄で、フリオも尊敬していたはずの父・エドワードと、何故、戦うことになるのか。どういう過程を経て、フリオがこの決断に至るのかが見所になっています」とコメントした。
続く、「BGMは30曲以上!?」のキーワードについてまさるさんは「シナリオ演出用のBGMや新しい背景に合わせた曲含め、いただいたものはすべて使用しています」と発言。好きな曲を問われた岩田氏は、ボスステージで流れる「狂乱の刃」と回答した。本楽曲は、元々異なる用途で発注されたものだったが、あまりにも曲が良かったのでメインシナリオのボス戦で使用されたとの話だ。岩田氏は当時の様子について、「開発陣が凄く気に入っていますとリアクションをいただき、制作した社内のメンバーと共に喜びを分かち合いました」と語った。
なお、現在は『追憶の青』のLINE公式アカウント宛に「サントラ」と送ると3曲、「サントラ2」と送ると5曲が試聴可能になっているという。
▲ここで、イベント冒頭にも登場したコスプレイヤーさんたちが再び登壇。
そして、最後のキーワードとして紹介されたのは「女子キャラが気になる!」。気を付けた点を問われた河村氏は「人間同士の争いがメインの重い話なので、なるべくリアルな服装、髪の色など、変なファンタジーの方向に飛んでしまわないよう意識しました」と答えた。さらに、リリース時点では60人ほどのキャラが登場することが明かされた。
▲作中に登場する女子キャラたち。
最後の締めとして、本イベントの出演者が再度登壇。本作の展望から実際のプレイ画面、制作秘話まで語られ、リリースに向けてますます期待感の高まる発表会となった。
(取材・文:編集部 山岡広樹)
■関連サイト
会社情報
- 会社名
- グリー株式会社
- 設立
- 2004年12月
- 代表者
- 代表取締役会長兼社長 田中 良和
- 決算期
- 6月
- 直近業績
- 売上高613億900万円、営業利益59億8100万円、経常利益71億2300万円、最終利益46億3000万円(2024年6月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3632
会社情報
- 会社名
- LINE株式会社
- 設立
- 2019年12月
- 代表者
- 代表取締役社長 出澤 剛/代表取締役 慎 ジュンホ
会社情報
- 会社名
- 株式会社WFS
- 設立
- 2014年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 柳原 陽太