
カバー<5253>は、2月12日、2026年3月期 第3四半期累計の連結決算を発表し、売上高346億8100万円(前年同期比20.2%増)、営業利益52億2500万円(同5.7%減)、経常利益52億9700万円(同5.4%減)、最終利益39億2700万円(同4.0%増)だった。9月中間決算で営業利益が前年同期比20.9%減の26億6600万円にとどまったことを考えると、第3四半期だけで26億円弱を稼いでかなり盛り返した印象を受ける。
・売上高:346億8100万円(同20.2%増)
・営業利益:52億2500万円(同5.7%減)
・経常利益:52億9700万円(同5.4%減)
・最終利益:39億2700万円(同4.0%増)


第3四半期については、タレント構成やコミュニティ環境の変化を背景に、タレント別トラフィックの構成比が変化し、配信およびEC領域の収益推移は一部調整局面となった。一方で、こうした足元の事業環境を、中長期的な成長を持続させるための事業構造を強化する局面と位置づけており、トレーディングカードやライセンス・タイアップ分野は引き続き好調に推移し収益ポートフォリオの分散が進展した結果、営業利益率は前年同期比で改善するなど、収益構造の安定性向上が確認される四半期となった。
サービス分野別の業績は、次のとおり。
【配信/コンテンツ分野】
年末の大型配信企画などによるタレントの露出拡大、および新興ユニットFLOW GLOWのオンライン・ライブコンサート企画の好調が収益の拡大に寄与した。その結果、同分野の売上高は69億7900万円(前年同期比3.8%増)となった。
【ライブ/イベント分野】
所属タレント「常闇トワ」、「AZKi」によるソロライブおよび新興ユニット「ReGLOSS」によるファースト・ライブコンサートを、いずれもアリーナ規模の会場で開催し、高い集客を記録した。また、過去に実施したライブコンサートのBlu-ray販売などのアセット型収益も堅調に推移し、同分野における収益基盤の拡大に寄与した。その結果、同分野の売上高は43億8000万円(前年同期比14.6%増)となった。
【マーチャンダイジング分野】
大会運営および流通チャネルの拡大を背景に、トレーディングカード分野が引き続き成長した。また、海外送料の固定化やライセンス商品の一部自社ECでの販売開始などの施策により、EC売上は回復基調で推移した。その結果、同分野の売上高は183億1700万円(前年同期比28.5%増)となった。
【ライセンス/タイアップ分野】
海外を中心とした取引社数の拡大や国内におけるタイアップ先企業の多様化に加え、年末に実施したオンライン・ライブコンサートなどの自社コンテンツにおけるスポンサータイアップの拡大により、収益機会の拡張が進展した。その結果、同分野の売上高は50億0400万円(前年同期比23.3%増)となった。
■2026年3月期の見通し
2026年3月期の業績は、売上高525億円(前期比21.0%増)、営業利益82億円(同2.5%増)、経常利益82億円(同3.0%増)、最終利益57億円(同2.5%増)、EPS86.82円を見込む。株価収益率は17.9倍となる。
・売上高:525億円(同21.0%増)
・営業利益:82億円(同2.5%増)
・経常利益:82億円(同3.0%増)
・最終利益:57億円(同2.5%増)
・EPS:86.82円
【通期計画に対する進捗率】
・売上高:66.1%
・営業利益:63.7%
・経常利益:64.6%
・最終利益:68.9%


会社情報
- 会社名
- カバー株式会社
- 設立
- 2016年6月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 谷郷 元昭
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高434億100万円、営業利益80億100万円、経常利益79億6200万円、最終利益55億5900万円(2025年3月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 5253