【TGS2016】KONGZHONGブースを紹介! 代表取締役の楊氏と執行役員の木村氏に今後の展開についてインタビュー

▲左からマーケティングマネージャーの小林崇氏、代表取締役の楊氏、執行役員の木村氏


KONGZHONGが「東京ゲームショウ2016」に出展している。KONGZHONGはNASDAQ上場の中国オンラインゲーム開発大手であり、2014年に日本進出を果たした会社だ。
 


2016年3月に日本展開第一弾アプリ「三国志タクティクスデルタ」をリリースしたが、今回のTGSブースでは、9月15日に事前登録を開始した新作タイトル「バトルシップウォーズ」と「ヒーローズキングダム」も展示していた。戦艦シミュレーションゲームとなる「バトルウォーシップ」は第2次世界大戦を彩った実在戦艦が200隻以上登場する。バトルでは、圧倒的リアリティーの艦隊戦を楽しむことができる。
 


「ヒーローズキングダム」はド派手なエフェクトによる、圧倒的迫力の3次元バトルを楽しむことができる白熱のストラテジックアクションRPGとなっている。
 


期待のタイトルである「バトルシップウォーズ」と「ヒーローズキングダム」をいち早くプレイしたい人は、ぜひKONGZHONブースを訪れて試遊してほしい。

またKONGZHONG JPの代表取締役の楊彬氏とバイスプレジデント/執行役員の木村優氏に今後の展開についてインタビューを行うことができた。


――:今後の事業展開に関してどのようなことを考えられているのでしょうか。

木村氏:KONGZHONGは、日本と中国をつなぐ輸出と輸入のようなビジネスを行っています。日本の良質なコンテンツの需要はアジア圏にもより広がっていると考えていますので、我々の強みを生かして中国に認知されるようなライセンスビジネスを行っていきたいと考えています。逆に技術力の高さなど、中国のゲームのレベルも上がってきていますので、日本へのローカライズをしっかり行いながら、日本展開できていくタイトルを一本ずつしっかり作っていきたいです。


――:自社開発のゲームについては考えられているのでしょうか?

木村氏:自社開発のゲームも考えています。現在は翌年にかけて自社開発の流れを作っていくことを考えており、今はそのファーストステップとして、タイトルがあるものを日本版に変えて出すことを考えています。次のステップとして日本オリジナルのタイトルをしっかり作っていきながら、日本初のアジア発信となるタイトルを作っていきたいと思います。我々の会社自体はロールプレイングや軍事シミュレーションを得意としていますので、そのようなタイトルの自社開発が大きな流れになってくると思います。


――:最後にSocialGameInfoの読者へのメッセージをお願い致します。

木村氏:日本のパートナーさんと引き続きコミュニケーションをとっていきたいと思います。KONGZHONG JPとしては、日中間の文化や言葉の垣根を超えたコミュニケーションに重きを置いています。日本と中国のビジネスはこのコミュニケーションがとれることで必ず成功すると思っています。我々はしっかりコミュニケーションを取れる体制を持っていますので、一つのタイトルを丁寧に進めていけると考えています。

楊氏:我々は三つの柱を考えています。最初に、日本へのタイトルの輸出入、二つ目は自社のタイトルを日本にどんどん展開していくこと、三つ目は自社開発と他社との共同開発によって、日本向けにオリジナルタイトルを作っていこうというのが三つの柱になると考えています。日本の人気IPに対して共同事業やアライアンス事業を今後も引き続きやっていきたいと思います。



――:お忙しいところありがとうございました。
 
(森山晃義)