【TGS2016】日本ゲーム大賞 アマチュア部門を発表…大賞はHAL大阪Project Trailチーム、個人賞は野津宗一郎氏
コンピュータエンターテインメント協会(CESA)は、9月17日、「日本ゲーム大賞 2016(JGA2016)」の「日本ゲーム大賞 アマチュア部門」について、「大賞」「優秀賞」「佳作」「個人賞」の各賞を発表した。
募集テーマを『流れる』とした今年のアマチュア部門は、応募総数が過去最多329作品があった。1次、2次、最終審査と審査を経て、HAL大阪Project Trailチームの『Trail(トレイル)』が大賞を受賞した。本日の発表授賞式では、主催者を代表して、人材育成部会、部会長の松原健二氏がトロフィーと副賞 50 万円を授与した。また、個人が制作した作品に贈られる「個人賞」には、『FLOLF(フロゥフ)』(制作者:野津宗一郎さん)が選ばれた。
■大賞作品 『Trail』(制作者:Project Trail、HAL 大阪)
暗闇に包まれた世界で、あなたを導くのは煙。その気流を利用して、ステージの形を炙り出しながら進むアクションパズルゲーム。足元の草に火をつけ、煙を大量に発生させたり、時には煙で歯車を回したり、性質の異なる煙を上手く利用しながら、出口を目指す。燃え上がる炎と煙の独特な世界観、シームレスなステージ構成、さらには煙の気流を妨げる冷気を発する天敵など、様々なアイデアが盛り込まれ、企画力に優れた作品。
■個人賞は『FLOLF』
応募総数329作品中、個人からの応募は 67 作品。そして受賞4作品の中から野津宗一郎さん制作の優秀賞受賞作品『FLOLF(フロゥフ)』が個人賞に選ばれた。審査員の石野和明氏(グリー株式会社 / ファンプレックス株式会社)は、「独特なセンスを持つシンプルなグラフィックとゲーム性が新しく、個人で作られたことで実現できた魅力ある作品」と評価。
「日本ゲーム大賞 アマチュア部門」は、法人、団体、個人、学生、一般を問わずアマチュアの方が制作されたオリジナルの作品を対象に募集している。審査は、業界誌編集者、クリエイターによるプレイ映像の視聴審査(一次審査)、試遊による二次審査、そして発表授賞式のプレゼンターおよび各賞の講評を務める業界誌編集長とトップクリエイターによる試遊審査(最終審査)により、各受賞作品を決定する。来年度も作品を募集する予定だ。
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- 一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)