テクノブラッドコリアは、FOVE, Inc.と韓国事業パートナーシップを締結した事を発表した。 テクノブラッドコリアは韓国のネットカフェ、カラオケ、テーマパークまたは公共機関を含め様々なVR機器の導入できる施設に「FOVE 0」を提供する予定だという。
また韓国のVRコンテンツ開発会社がFOVE用コンテンツ開発を活発にできるように、カンファレンス開催や技術支援なども実施する予定だ。
■『FOVE』
FOVEは2014年に設立され、世界初の視線を追跡する「アイトラッキング」を搭載したヘッドマウントディスプレイ(以下、HMD)「FOVE 0」を開発。
2015年クラウドファンディングKICKSTARTERにて$480,650を集め、コロプラ、サムスン(Samsung)やホンハイ(Honhai)から資金調達をするなど、注目が集まっている。
「アイトラッキング」は「ポジショントラッキング」と「ヘッドトラッキング」に継ぐ次世代HMDの技術です。広い空間を必要とする既存のHMDとは違い、視線で操作ができることで、比較的に狭い空間での使用が可能となり、座った状態でも使用ができるため、ネットカフェなど狭い空間での利用に適しています。特に視線を入力デバイスとして用いることで、次のような新たなVR体験を提供できます。
・自然に近い視野を再現し、VR酔いを軽減することで快適に長時間使用ができる。
・見ている対象にフォーカスをすることで、リアルな視覚効果を提供。
・アイコンタクトを通じたキャラクターとVRプレイヤー間の自然なコミュニケーション。
・視線を利用した新しい直観的なUI操作。
また、視線追跡機能を入力とし、ユーザーが実際に見ている部分を高解像度処理、その他の領域を低解像度処理(Foveated Rendering)することでGPUの負荷を軽減し、動作環境の裾野を広げる事を可能としている。
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■テクノブラッドの日本展開との連携
親会社のテクノブラッドでは、2016年7月に日本のネットカフェ事業者を対象とした「テクノブラッドカンファレンス2016」にて、「FOVE 0」と自社開発のVRコンテンツプラットフォームである「Virtual Gate」を紹介し、非常に好意的な反応を得ている。導入を申し込むネットカフェが相次ぎ、安定的なサービス運営準備の為、来年の初旬に本格的なサービスリリースを予定している。このように、我々は日韓で「FOVE 0」と「Virtual Gate」の提供をすすめ、VRを身近に体験いただける場所を提供していく、と説明している。
■『FOVE』の韓国事業展開について
FOVEはテクノブラッドコリアとのパートナーシップを通じて、アジア市場拡大の為の戦略的なブリッジである韓国市場に拠点を持ち、テクノブラッドコリアと共に多様な事業を進行していく予定という。
■CEOコメント
テクノブラッドコリアの柳代表は「先導HMD開発企業FOVEとの協業を通じてハイクオリティのHMDを安定的に供給することができるようになった。」「これから韓国のVRインフラ拡散と韓国産VRコンテンツ開発に役に立てるように積極的に事業を展開して行きたい。」
FOVEの小島代表は「テクノブラッドコリアとのパートナーシップを通じて本格的なFOVEの韓国市場進出を目指す。」「韓国のユーザーとVRコンテンツ開発会社がFOVEを通じて新たな体験をできるように支援したい」と述べたという。
■ 会社概要
会社名:株式会社テクノブラッドコリア
代表者:代表 柳 日栄
資本金:350,000,000ウォン
所在地:韓国、ソウル市カンナム区オンジュ路514ヒルヘブンビル11F
設立年月日:2013年7月12日
公式サイト:http://www.technoblood.com
会社名:株式会社FOVE
代表者:代表取締役 小島 由香
所在地:東京都港区北青山2-9-5 スタジアムプレイス青山7F
設立年月日:2014年5月12日
公式サイト:http://www.getfove.com
会社情報
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