【ゲーム株概況(10/14)】クルーズからゲーム事業を取得のマイネットがS高 『Arcane』が英独で好調のガーラも高い 外資が格下げのDeNAは軟調

10月14日の東京株式市場では、日経平均株価は3日ぶりに反発し、前日比82.13円高の1万6856.37円で取引を終えた。朝方は前日終値を挟んでのもみ合い推移となったものの、後場に入って為替が1ドル=104円台まで円安方向に振れたことで、やや上げ幅を拡大した。

そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、マイネット<3928>に朝方から買いが殺到し、終日ストップ高買い気配に張り付いた。マイネットは、前日10月13日にクルーズ<2138>からゲーム事業を取得し、一挙に16タイトルを獲得すると発表したことが材料視された。

【関連記事】
【マイネット戦略発表会】クルーズから一挙に16タイトルを獲得…『アヴァロン』など大型タイトルも 上原社長が今回取得するC&Mゲームスを担当
マイネット、クルーズより『エレメンタルストーリー』以外のゲーム16タイトルを45億円で取得…リビルドのノウハウで収益拡大へ クルーズはECに注力

また、ガーラ<4777>やイグニス<3689>、アエリア<3758>などが買われ、主力株ではサイバーエージェント<4751>やミクシィ<2121>、グリー<3632>がしっかり。ガーラは、『Arcane』の英語版がイギリスとドイツのGoogle PlayのRPG部門でダウンロード1位となったと発表したことが株価を刺激したもようだ。

半面、DeNA<2432>はマッコーリー証券による投資判断格下げもあってさえず、モブキャスト<3664>やカヤック<3904>、ブランジスタ<6176>なども売られた。

前述の通り、マイネットにゲーム事業を譲渡するクルーズは、市場から事業譲渡に伴う収益規模の縮小への懸念が意識されて反落した。


■関連銘柄
株式会社ガーラ
http://www.gala.jp/

会社情報

会社名
株式会社ガーラ
設立
1993年9月
代表者
代表取締役 グループCEO キム・ヒョンス
決算期
3月
直近業績
売上高14億9700万円、営業損益2億9600万円の赤字、経常損益2億6200万円の赤字、最終損益2億3000万円の赤字(2023年12月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
4777
企業データを見る
株式会社マイネット
http://mynet.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社マイネット
設立
2006年7月
代表者
代表取締役社長CEO 岩城 農
決算期
12月
直近業績
売上高87億1700万円、営業利益1億6800万円、経常利益1億2500万円、最終利益1億4300万円(2023年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3928
企業データを見る